今週も先週に引き続き、Warming Upでロングトーンと指慣らしをした後、
E Minor Scaleの音階練習をしました。その後で、半音階の音階練習(Chromatic
Scale)をしました。例えば、ソソ・シャープラシ・フラットシ・ナチュラルシ・
フラットラソ・シャープソ・ナチュラル や ソ・シャープラシ・フラットシ・
ナチュラルドシ・ナチュラルシ・フラットラソ・シャープと言う感じで9つの
音をスラーで吹くのですが、余り練習しなかったこともあり、早いテンポに
ついて行けず特に後ろ半分はほとんど吹けませんでした。先生は、これも練習
しましょうと言われ、高いドから2オクターブ高いドまで上がり、高いドまで
下りるというのを最初はスラーで、次はタンギングで、次は2つを混ぜてなど
様々なアーティキュレーションでするように言われました。しかも早いテンポで
するようにと言われましたので、全く吹けませんでした。最近、先生自らが
クラリネットを吹きながら指導されることが多くなったのですが、この時の
早業と私には100年かかってもできないだろうアーティキュレーションの
技術は空いた口が塞がらないくらいの物凄いものでした。
その後、2オクターブ高いド・シャープ2オクターブ高いレ・シャープ2オク
ターブ高いド・シャープなどのFinger Trainingをした後、Chapter12の2つ目
のExerciseに入りました。この曲は高いシ2オクターブ高いド・シャープ2オク
ターブ高いレ・シャープ2オクターブ高いミをいかにしてスムーズに(そのため
2オクターブ高いレ・シャープは、左手の親指で親指とレジスターキーを押し、
左手は他に中指と薬指のキーを押さえ、右手は中指のキーと小指で4番キーを
押さえるという運指でした)早く吹くかを学習するという感じの曲ですが、
きれいな旋律なので、次回までに十分練習しておこうと思いました。
後にもう少し詳しい話をしますが、ここで見学に来られていた中学生の女の子が
退席しました。
それから10分ほど、Albumのアイ・ガット・リズムをするために何か練習を
した記憶はあるのですが内容がなんだったかどうしても思い出せません。
理由はテキスト以外のことをたくさんしたからというのもありますが、なんと
いっても先生の神業を目の前で見てしまい、しばらくの間は興奮状態に陥って
何をしたのかわからなくなってしまったというのがその大きな理由だと思います。
アイ・ガット・リズムは部分的な練習を少しした後にBGMに合わせて全体を
通して吹きましたが、最後に先生は今日はゆっくりしたテンポでしたが来週は
早く吹いてもらいます。♩=152とありますが、発表会ではもっと早く
吹きます。それから3のテキストでは早く吹くことが要求されるので、基礎的な
ことがきっちりと早くできるようにしておかないとついていけませんよと
言われ、本日のレッスンは終わりました。
帰りはN師と一緒でしたが、見学に来られた中学生がN師の横に座ったため、
N師はその中学生の話をされました。「見学に来ていた中学生は、自分たちより
腕は上のように思いました。というのは自分より運指が的確だったからです。
クラリネットは持って来ていませんでしたが、指を音に合わせて動かしていました。
しっかり練習をしておかないとますます早い運指を要求される曲が吹けなくなり、
ぼくたちは置いてきぼりを食わされることになりますね」と言われましたが、
私は、「Nさんは大丈夫です。私はわかりませんけど。ははは」と言いました。