本日も、最初はロングトーンの練習でした。いつものようにひとつの音を出し
ながら4拍目でレジスターキーを押して12度高い音を出すというものでしたが、
最近は2ヶ月前に購入したヴァンドレンのCL5というマウスピースがあうのか
(息を吹き込み易くしてくれたのか)、長く息をするのが苦痛でなくなり、また
ピーとかいう変な音もほとんど出なくなりました。決して技術が向上したのでは
ないと思いますので、CL5様々と言ったところでしょうか。指慣らしは、今日は
低いミから5度上がって下がる、低いファから5度上がって下がる...ドから5度
上がって下がる(ドレミファソファミレド)というのをしました。
Exerciseは先週もした、ターン記号出て来る曲でしたが、そこのところは五線譜に
音符が並んでいるわけではないので非常に吹きにくいのですが、今日は先生が
伴奏をされしかもゆっくりとしたテンポでしたので、N師と一緒に無難に演奏する
ことができました。続いて、Jazz Articulationをしたのですが、こちらも8分
休符の後にアクセント記号が付いた付点4分音符が何カ所か出て来る曲でしたが、
難しい曲でなかったので、なんとかついて行くことができました。
クリーニングスワブで管内の水分を拭き取っている時に、1月28日(土)に
烏丸三条にある文化博物館で行われる、第4回ミュージックサロン四条発表会
の話が出ました。やはり、「アメリカン・パトロール」の出来具合でもう一つの
曲を決めると先生は言われました。でも2曲ともアップテンポな曲だととても
ついて行けそうにないので、もう一つの曲はゆっくりしたテンポの曲をお願い
しますとてのひらを合わせて目に涙をにじませて先生にお願いしたのでした。
すぐに「アメリカン・パトロール」の3つのパートに別れての演奏が
始まりましたが、1stのIさんとBさんの上手なこと、私はまさか最後まで
通してすると思わなかったので(なぜなら、ひとつひとつのパートを2、3回
は皆さん演奏すると考えていたからです。ところが、1stはすべて1回で
オーケーでした)、自宅で半分しか練習していなかったのです。でも、
Kさんが上手に吹かれたので、先生から特に指摘はありませんでした。本当に
この速いテンポは私にとっては脅威です。先生が、「みなさん、もっと速い
テンポでも大丈夫でしょ」などと言われたら、両手を組んで、「そ、それだけは
お許し下さい」と叫んでしまいそうです。
帰りは、N師と一緒でしたが、お話を聞く所によると、フランスへの長期出張は
なさそうなので少し安心しました。N師は、でももう一度短期の出張に行くかも
しれないと言われました。今までに一度も海外に行ったことがない私には、
まことに羨ましい限りですが、憧れの海外に自腹を切らないで行けるというのは
今の私には不可能なことなので、N師のように人望がある人になれますようにと
N師の後ろ姿に手を合わせたものでした。でも、「こんにちは、ディケンズ先生」
(近代文藝社刊)が爆発的に売れたら、ロンドンに行かせてもらえるかも...。