本日はレッスンはお休みでしたが、生徒だけが集まって発表会に向けての
    練習をしました。発表会に参加する生徒は事前の練習が2回認められ、
    空きスタジオを借りることができるのです。K2さんは10分前に到着した
    私よりかなり早くから来られていたようで、「まだ、誰も来ていないのよ」と
    心配そうな顔をされていましたが、スタジオに入って5分程すると全員が
    揃い、練習が始まりました。いつものようにIさんが、先生の代わりとなって
    他の生徒を指導されましたが、いつもながらてきぱきと指導され、いつでも
    教える側に立てるんではないかと思いました。
    先にアメリカン・パトロールをしました。とりあえず通して吹いてみましょう。
    前回の練習では、♩=140でやりましたので、まずこの早さでみんなで
    一度吹いてみましょうとIさんが言われました。この日のために自宅で計20回
    この曲を通して吹いて臨んだのですが、余りの早さで半分くらいしか吹くことが
    できませんでした。というのも頼りにしていた、練習用CD(BGMが入っている)
    が割れてしまったからです。この前、東京に行った時(LPレコードコンサート
    の開催のため)鞄にぱんぱんにものを詰め込んだため、テキストが折れ曲がった
    のだと思います(東京のスタジオで練習するためクラリネットとテキストを
    持って行ったのでした)。そんなわけで、のんびり屋の私の体内時計を
    早くすることはかなわず、ほんの少しだけ(気持ちだけ)早いスピードで
    20回吹いたのでした。1度吹いた後、Iさんは140では早すぎるので
    130にしましょうと暖かい心遣いを見せて下さり、私は目頭を熱くして
    ううっと唸りそうになりましたが、恥ずかしいのでやめました。セカンドは
    Kさんとすることになっており、今日は特にKさんの演奏がよく聞こえましたが、
    吹奏楽をされていたので(ユーフォニューム)タンギングなどのアーティキュ
    レーションも完璧に演奏されていました。私がプウプウプウーと吹くところを
    Kさんはプップップウーと歯切れよく演奏されるのです。特にセカンドソロの
    ところはその差が歴然で演奏会で目立ってしまうなあと思いました。
    続いて匠をしました。こちらは、♩=60の早さなのですが、8分音符、
    16分音符が多いため結構早さが要求される曲です。原曲を谷上先生が編曲
    されたのですが、随所に合奏の醍醐味を盛り込んでおられます。完璧に演奏
    できれば素晴らしい演奏になるでしょう。しかしながらそこまで行くには
    6人が揃って何度も練習しないといけないと思います。みんなで練習できる
    のはあと5回なので、自宅でもしっかり練習しておこうと思いました。
    帰りはN師と一緒でした。N師はお仕事などで忙しくされており余り練習が
    できなかったためか、みんなの足を引っ張ってしまったと恐縮されていまし
    た。それでも私よりはるかに上手なので、私は、はははと笑ってごまかし、
    また来週お会いしましょう。お互い頑張りましょうと言って別れました。