本日からいよいよ3のテキストと3のアルバムに入りました。レッスンを
受ける前に自宅で何度か中身を見てみましたが、とにかく凄い内容です。
テキストの最初のところでトリル・キーの説明があります。最後まで見て
みると、2オクターブ高いソの音まで習うようです。途中、変音記号が
たくさん付いた音階や16分音符ばかりの音階がいっぱい出てきます。
3のテキストはCHAPTER18で終わるのですが、その後にEXTENSIONS
というのが続いていて、その内容がさらに凄くて、こんなのが吹けるよ
うになるのかと思いました。またアルバムの内容は多岐にわたり、クラ
シック、ポップス、ジャズ以外にも、Jポップ、「風笛」「情熱大陸」
の日本の若手作曲家の作品もありました。しかもどんな曲なのかを
知るためのCDが付いていません。
最初はいつもの通り、ひとつの音を4拍鳴らしてレジスターキーを押し
8拍吹くというロングトーンの練習をしましたが、先生は、ピアノで始めて
クレッシェンドしていき、レジスターキーを押してからはディミヌエンド
して行って下さい。これをきれいな音で正確に鳴らせるようにして下さい
と言われました。続いて先生は、これからはタンギングをいかにうまく
できるかによって、早い曲が演奏できるかどうかが決まって来ます。
今まではどちらかというと自主的に練習していただいていましたが、
これからはレッスンの中でじっくりとタンギングを指導して行くと
言われました。それから先生は6人の生徒に順番に、2拍ずつタンギ
ングで切って8拍吹いて下さいと言われました。私はなかなかできず、
何度もやり直しましたが、大切なことは、息を継がないこと、吹き込む
息は楽器の端まで行き渡るようにすること、舌を息を吹き込むところから
5ミリ程下がったところ(吹き込むところではない)に舌を当てトゥーと
言うことを指導されました。私はほとんどできず情けなかったのですが、
N師も結構苦労されていました。
その後、B♭Major Scaleの音階練習をしましたが、テキスト2より音域
が広く、高音を出さないといけないためなかなかうまく吹くことができ
ませんでした。
テキストの演習をみっちりとされたため、アルバムをする時間が10分
ほどしかなくなりました。それで、竹内まりやの「元気を出して」の
最初のところを2回普通のテンポで吹いただけで終わりました。今までの
アルバムの曲は一応通して鼻歌が歌えました(「嘘は罪」は知りません
でしたが)が、この曲は最初の「なみだなどみせない」しか知らないため
You Tubuで2回だけ通して聞いてレッスンに臨んだのでした。メロディを
ほとんど知らない曲を譜面を見ながら吹く(というか指を動かすだけ)
ということのむなしさを初めて知りました。
帰りはN師と一緒でしたが、N師も今日のレッスンが余りにハイレベル
なので戸惑っておられました。私と同じことをN師も思われていると
思うので、ここは代わりに私が述べさせていただくことにします。
2分音符のタンギングであれだけ苦労しているのに早い曲が吹けるように
なるためにあえて16分音符などでのタンギングをマスターする必要がある
のだろうか(越えなければならないハードルだとしてもそればかりでは
劣等感が増すばかりでレッスンの楽しさが損なわれるように思います。
私は思わず先生に言ってしまったのです。タンギングがうまくできるように
するために腹筋のような(舌の)基礎体力をつける方法はないですかと)、
Jポップもきれいな曲はたくさんあるけれど(はっきり言って、「時代」は
大好きです)、できれば中高年の私にも馴染み易い曲にしてもらえないものか。
最近、N師はお仕事が忙しく練習が思うようにできないため弱気な発言をよく
されます。私はN師よりはるかに下手な者がここにいるのだから、頑張り
ましょうと言っているのですが...。N師は、Fさんの活躍を期待していますと
言われたので、私も、Nさんもお仕事で頑張って下さいと言いました。