本日は、ロングトーンと指慣らしをしたあと。CHAPTER14のG Minor
     Scale の音階練習をしました。先生は、本日、楽典の知識がほとんどない
     私のリクエストに応えられて、自然的短音階、和声的短音階、旋律的
     短音階について説明されました。自分なりに理解したレベルで説明する
     ので、少し怪しい箇所があるかもしれませんが次のような説明をされ
     ました。主音であるドの音から導音であるシの音まで上がって下る時、
     自然的短音階の場合はそのまま上がって下りますが、和声的短音階の
     場合は、7番目の音(シ)を上がりも下りも半音上げるようにします。
     G Minor Scale の場合、ソから始まるので7番目の音はファとなり、
     それを半音上げるとファ・シャープとなります。また旋律的短音階の
     場合は上りの時は6番目と7番目の音を半音上げることになり、下りの
     時は元に戻します。つまり6番目の音はミ・ナチュラルとなり、
     7番目の音はファ・シャープとなりますと説明されました。先生は
     ピアノを弾かれながら、その違いを説明されましたが、やはり旋律的
     短音階が一番耳に馴染みやすく、テキストの音階練習も旋律的短音階を
     練習することになっています。
     音階練習の後は、Exerciseには行かずにCHAPTER13のRhythm and
     Chord をしました。前回は和音を吹くだけで楽だったのですが、今回は
     初めて聞くメロディーを結構早いテンポで吹くことになり、先生が
     ピアノやクラリネットで演奏された後、繰り返したのですが、簡単な
     メロディーでありましたが、ほとんど吹けませんでした。
     クリーニングスワブで管内の水分を拭き取った後、Albumを練習し
     ましたが、本日から「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をしました。
     最初に先生がピアノ伴奏をしながら、旋律を口ずさみそのあとで生徒が
     クラリネットを吹くというやりかたで最後まで演奏しました。4つに
     分けて順番にしましたが、2分の2拍子なので、早さの指定は
     余り早くないのですが、私にはついて行けないくらいの早さになり
     ました。特に8分音符の4連符が4つ続くところは旋律は難しくない
     のですが、何度しても他の方に追いつくことはできませんでした。
     次回までにはたっぷり練習しておこうと思います。
     本日は、N師がレッスンが始まる10分前に来られ、私の著作の
     「こんにちは、ディケンズ先生」(船場弘章著 近代文藝社刊)に
     ついて話されました。N師は、Fさん、船場さんとお呼びしましょうか、
     の「こんにちは、ディケンズ先生」をもう一度読んでみましたが、
     楽しく読ませていただきました。頑張ってください。本当に
     期待していますと満面の笑みを浮かべて言われました。N師は、
     小澤一雄先生が書かれた表紙絵や挿絵についてや活字が明朝体で
     ないことを指摘されたので、私は、それもこれも、無名の作家が
     人目を引くための作戦なのです。キャッチフレーズや帯の言葉について
     は一所懸命に親友と頭を絞ったのですよと説明しました。別れ際に
     N師はもう一度、本当に期待していますからと言われたので、ありがとう
     ございます。お仕事頑張ってくださいと満面の笑顔をお返ししました。