本日は、N師が最初からレッスンに参加されました。いつも来るのが
遅くなって、ご迷惑をおかけしていますと言われてましたが、たとえ
少しの時間でもN師がにこにこしながら話しかけられると、どんな人でも
楽しい気分になり話に引き込まれるのです。ですから決して迷惑では
ありません。やはり長く人を指導されている方は人の心を掴むのが上手
だなあといつも感心しているのですが、そういった有意義な時間を今後も
作っていただけるようにと願っています。
レッスンはいつも通りに、ロングトーンと指慣らしから始まりましたが、
実は今日は先週末に大阪の楽器店で購入した、ヴァンドレンのV12という
リードを使ってみました。日曜日に自宅で練習した時にも思ったのですが、
全体的に分厚いため振動が少なく安定しているように思います。私の場合、
2時間も練習すると細かい振動で喉がおかしくなり長時間の稽古ができ
なかったのですが、これならもう少し長い時間練習しても大丈夫な気が
しました。音も伸びやかで安定しているので、今までの青箱からこちらに
近々に乗り換えることになるのではと思います。
Chromatic Scale と F Major Scale の音階練習をした後、先週もした
Exercise をしました。何度も家で練習しましたし一つ前のExerciseと
違ってゆっくりしたテンポで半音も少ないので、そして何よりメロディー
が美しいので、トリルのところ以外は無難に吹くことができました。
クリーニングスワブを通して管内の水分を拭き取った後、Albumの
サムワン・トゥ・ウオッチ・オーバー・ミーをしました。本日は、
Kさんがお休みでしたが、N師はこの曲をレッスンで演奏されるのが
初めてだったので、ファーストをしてもいいですかと先生に訊かれました。
先生がオーケーを出されたので、今日は、N師、K2さん、私の3人で
ファーストを吹くことになりました。いつも感心するのですが、本当に
IさんとBさん(本日お休みのKさんも)は上手で、セカンド、サードの
パートを一人で受け持ち、われわれ3人が吹くのに負けないくらいの音量で
正確に吹かれるのですからこの時ほどレベルの違いを実感する時は
ありません。普通の人なら美しくて吹きやすい主旋律を吹きたいと思う
でしょうが、それをぐっと堪えて笑顔で裏方にまわられる。お二方の
気遣いは主旋律じゃなきゃいやと駄々をこねる私と大違いだなと思い
ました。最後に後半部分を5人で演奏して今日のレッスンは終わりました。
建物を出るとなぜか、Kさんがおられ、Iさん、Bさんと一緒に歩き出され
ました。N師は反対方向に行かれましたので、しばらく同じ方向に行く
お三方と一緒に歩きましたが、これからどこかに食事に行かれるよう
でした。以前私がN師と一緒に夕食を食べたのは翌日が休日だったから
ですが、まだ週が始まったばかりで仕事を終え、クラリネットのレッスン
を終え、それからゆっくりと食事を楽しもうと思われているのだとしたら、
物凄い体力だなと思ったのでした。