本日は発表会の日です。前回の日誌にも書きましたが、その前にN師と私の職場の
近くのスタジオで練習をすることになっていました。阪急吹田駅で待ち合わせて
STUDIO YOU に着いたのは、午前9時50分位でした。それから、準備
ができるとモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの第2楽章
冒頭部分(以下、小夜曲)とシンコペーテッド・クロック(以下、時計)
を20〜30分しては、もうひとつの曲をすると言う感じで仕上げて
行きました。小夜曲はほぼ満点に近いのでN師も私もほっとしたのですが、
時計の方が何度してもN師が80点位、私が65点位の出来でした。最後は
こんな難しい曲をよく取り上げたものだとふたりで笑ったのですが、今更
後悔しても始まらないので、まあ満点は無理でも最後までそつなく吹ける
ように頑張りましょう。BGMがあるので、多少のことがあっても目立つことは
ないでしょうといって、ふたりして勇気を振り絞ったのでした。
午後0時30分まで練習し、その近くのデニーズで昼食を取ってから、
阪急電車で会場(京都歴史博物館)へと向かいました。N師は前日遅くまで
仕事をされていて、床に入られたのが、本日の午前2時だったと言われたので、
おつき合いいただきありがとうございましたと内心で言いながら、N師には、
電車の中では寝ていて下さい。乗り換えの時と烏丸駅に着いた時には起こ
させていただきますのでと言うと、N師は携帯用音楽用プレーヤーを聞きながら
目を閉じられました。烏丸駅に着くとN師は、よく眠れましたと言われましたが、
見た目も少し元気になられた気がしました。
会場に着いたのは、午後2時45分頃でしたが、まだBさんもWさんも
来られていませんでした。しばらく会場内をN師と共に歩きましたが、
ステージのそでにおられた先生が廊下に出てこられたので、N師と共に
挨拶しました。それからしばらくしてWさんは来られたのですが、午後3時
20分に受付で確認してもBさんは来られていないとのことだったので、
N師とふたりで招集の時間となっている午後3時40分に控え室に行きま
しょうと取り決めて、しばらくステージの演奏を見ていることにしました。
私は自分たちの4つ前の演奏が終わったら、ちょうど午後3時40分になる
ので、終わったらすぐに出ましょうと言っていたのですが、左手を見ると先生が
私達にすぐに出て来るようにと合図しているではありませんか。受付嬢は
確か午後3時40分にと言っていたのにと思いながら、先生のところに行くと
クラリネットを組み立てたBさんとWさんがおられ、今からチューニングを
するからおふたりとも準備をして来て下さいと言われました。N師と私は2階に
上がって準備して大急ぎで下りて来たのですが、下りてくるとBさんとWさんは
チューニング室に入られ、音出しをされていました。そうして私が1回息を
吹き込んだところで案内の方が、次ですからそでで待っていて下さいと言われました。
えーーーーっ、あんまりだと言いそうになりましたが、もう一人の方が、まだ後です。
順番が来ましたら、お呼びしますので、チューニングをしていてくださいと言われ
ました。それから高いドの音を出してチューニングをしたり、小夜曲の2、3ヶ所を
練習しているとそでで待っていてくださいと声が掛かりました。前の前の
グループが演奏を終えてインタヴューを受けているところでしたが、明るい
ところに出て、リードの位置を見てみると、上方にずれているのがわかりました。
でも直している暇がないので、チューニングでまともな音(実は低いと言われて
いたのですが)が出たのだから何とかなるだろうと思い。そのまま気にせずに
演奏することにしました。
小夜曲の方は、3、4ヶ所私は間違えましたが、N師が止まらず最後まで
みんなを引っぱって下さったので多少問題はありましたが、まずまずの出来
だったと思います。時計は多難が予想され、その通りになったのですが、
あまりの難にかえって開き直って、最後までピッピッという音にもめげず
思いっきり吹くことができましたが、こちらの方はみなさんも反省点が多かった
ようでした。それでも何とか終わったということで、ほっとし先生のところに
みんなで行きました。先生は今日の演奏について特にコメントされませんでしたが、
本日、私達のステージを見に来られたKさんを交えて歓談されました。歓談後、
BさんとKさんはステージを見ておられましたが、Wさんはすぐに会場を出られ、
N師と私は1組の演奏が終わると会場を後にしました。その後、N師と喫茶店に
入って少し話をしました。N師は、ノー残業デイの時に今日練習したスタジオに
行くかもしれませんと言われたので、私は大歓迎です。多分、私が先に行って
練習しているでしょうから、受付でどのスタジオか聞いて入って来て下さいと
言いました。