本日は、最初にWarming Up のロングトーンと指慣らし、
Chromatic Scale と B Minor Scale の音階練習をしました。
そのあとは先週と同じ、Chapter16の最初のExercise の
練習を入念にしたのですが、無難に吹くことができたので、
中休みの(クリーニングスワブを通して管内の水分を拭き取る)
時に、勢いよく立ちあがり、先週土曜日に小澤一雄氏の展覧会
(ozart)を訪れた時に購入したはがき(小澤氏が
クラシック音楽の作曲家を描いたもの)を先生と生徒に
お配りしたのでした。小澤氏は、一昨年、私が東京スカイ
ツリーから飛び下りたつもりで刊行した、「こんにちは、
ディケンズ先生」船場弘章著 近代文藝社刊の表紙絵と
挿絵を描いてくださり、今度で3回目の訪問でしたが、
もし2巻、3巻が出る時にはまた描いてくださいとお願いし、
快諾を得たのでした。それというのも6月5日現在で105
の公立図書館、57の大学図書館に受け入れていただいており、
ディケンズ・フェロウシップの秋季大会では発表させていた
だけることになっており、そのことを伝えたので、
一所懸命頑張っているなと思っていただけたの
だと思います。
そのあとモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの
第3楽章から(以下、小夜曲)をしたのですが、こちらは
練習不足のこともあり、ほとんど吹けませんでした。
特に6連符は3つ、4つと並ぶところはまったく吹けません
でした。ですが、となりに座って演奏されているN師は
楽々と吹いておられ、先週は苦労しておられたのに、なぜ...
と思いました。
帰りはN師と一緒でしたが、私の東京訪問の報告をした後、
さきほどのことを質問してみました。N師は、今日は私も
電車で帰ります。Fさんとご一緒しますと言われました。
その質問に答え始められたのが、ちょうど大阪行きの特急
電車が到着した時で、N師はこんな風に回答されました。
私はこの曲はやはり暗譜しないと駄目だなと思い、全部を
覚えました。こんな風にと言われ、電車の中でその部分を
確かな音程で歌われました。N師は、さらにそれから別の
ところも歌われました。その後、好きな作曲家の話になり、
私はシューベルトが好きですと言うとN師はシューベルトは
未完成がいいですねと言われ、すぐに冒頭の主題をまた
確かな音程で口ずさまれました。私はいつになく楽しい
時間を過ごさせていただきましたが、と同時にN師の
すばらしいお人柄にまた触れることができよかったと思いました。