本日もロングトーンの練習で始まったのですが、そのあと
    今日は半音階をすばやく正確に吹くための練習をしました。
    特に以前から何度も先生がよく練習しておくようにと言わ
    れているChromatic Scale では、いつもはドから1オク
    ターブ高いドまで上がりそして下がり、さらに1オク
    ターブ高いドから2オクターブ高いドまで上がり同様に
    さがるのですが、今日は2オクターブ高いドまで一気に
    上がりすぐに下りました。私の場合、前にも言いましたが、
    早いテンポや8分音符や16分音符の連符が続くと指が
    ついて行かなくなるだけでなく、思考もついて行かなく
    なるのです。本日の Chromatic Scale の練習はそんな感じ
    でした。目で音符を見て脳に信号を送り、また脳から指を
    動かす信号が行くと思うのですが、私の場合、それがあまり
    に緩慢なので、すぐについていけなくなるのだと思います。
    それでもクラリネットという楽器の特長のひとつにこう
    いった、いくつも連符が続くところを滑らかに吹いて心地
    よい音楽を作り出すというのがあると思うので、しっかり
    練習しておこうと思いました。
    そのあとの B Minor Scale の音階練習も半音階が多く、
    ついていけませんでした。私は、ここ3週間で2時間
    しか練習していないので、仕方ないか、でも、モーツァルト
    のアイネ・クライネ・ナハトムジーク第2楽章は一昨日練習
    した時に1時間半ほどそれにあてたので、大丈夫と思って
    いたのですが、そうではなかったのです。
    ここのところずっと習っている、CHAPTER16 の最初の
    Exercise もいつもより早いテンポでBGMに乗せて演奏
    しましたし、アイネ・クライネもBGMに乗せてかなり早い
    テンポで演奏しました。これは、はっきり言って、わたしの



    レベルをはるかに越えていました。最初、めちゃくちゃに
    指を動かすのですが、結局、ほとんど吹けず、軽く口をクラ
    リネットにつけて指を動かさずに、皆の演奏を聞いている
    だけなのです。そうした時間が10分ほど続き、今日の
    レッスンは終わりとなりました。
    先生は、次回はもう一度、ファーストを通して吹いてから
    セカンド、サードを練習し。どのパートをするか決めて
    いきますと言われました。私は今日のレッスンが惨憺たる
    ものなのに今度の土日も東京に行き練習ができなくなるので、
    少し言訳をしておこうと反射的に立ちあがり、先生に、
    ここのところ練習ができなくて、ご迷惑をおかけしています。
    次回も余り練習が...。やはり、こういう曲は長大なので、
    暗譜しないと駄目ですよねというと、先生は、いいえ、その
    必要はありません。クロマチックスケールをきちんと吹ける
    ようになってください。エアークラリネットばかりでは仕方
    ないですよと言われました。実際、本日はほとんど先生が
    言われる通りだったので、顔を赤くして教室をあとにしました。
    帰りは、N師と一緒でしたが、N師は今日のレッスンでもほとんど
    ミスなく、演奏されました。私が、かなり練習されたのでしょう。
    私は今日のテンポではほとんど吹けませんでしたと言いました。
    N師は、ぼくはとにかくモーツァルトのこの曲が好きだから、
    どうしてもメロディー(ファースト)が吹きたいんです。だから
    練習にも力が入るんですよと言われました。多分、私なんかより
    ずっと多忙なN師が時間を掛けて取り組んでおられるのですから、
    私もファーストを吹かせてもらえるよう頑張ろうと思いました。