本日は、最初から勇み足をしてしまいました。前回の
    日誌に書きましたように来年1月の発表会の選曲をして
    いただくためにいくつか楽譜を持って行ったのです。
    レッスンが始まる前にIさんに見ていただきましたが、
    さらにレッスンが始まってすぐに先生に自分の希望曲を
    言ったのです。モーツァルトの12の2重奏曲なのですが、
    クラリネットの他、ファゴットなどのリード楽器ででも
    演奏できる曲です。その中の5番と10番がいずれも
    短くて簡単な割には旋律が美しく、ハーモニーもきれい
    なのです。それで私は先生の前まで行って、今度の発表会
    の楽譜を持って来ました。私はモーツァルトのデュオを
    やりたいのです。生徒のみなさんに聴いていただくために
    カール・ライスターが多重録音したCDを持って来ました
    と言いました。それに対して先生は、演奏会はまだ先の
    ことです。10月の中頃から練習を始めれば十分間に合い
    ます。どの曲をするかは10月の初めに決めれば間に合う
    と思います。Fさんが選ばれた曲は室内楽として作曲された
    ものなので、発表会でするのは向かないかもしれませんと
    言われました。
    いつものようにロングトーンや指慣らし、音階練習を
    しましたが、今日は新しいリガチャーを使いました。
    CL5用のヴァンドレン社製のリガチャーですが、24金
    メッキされた光輝くもので、音もブリリアントな響きに
    なります。でもほんとに画用紙のように薄い金属板を
    つなげたリガチャーなので、見た目はそれほど良い音が
    出るような気がしません。でも驚くほど深みのある音も
    出せるので、しばらくはV12のリードと一緒に使おうと
    思っています。



    ウォーミングアップの後、このところしているExerciseを
    しました。最初に4人全員(K2さんはお休みでした)で
    演奏した後、まずIさんとBさんが演奏されました。何度も
    練習した曲なのでおふたりは難なく吹かれました。次に
    N師と私が少しテンポを遅くして演奏しました。N師は
    合格点をもらわれたのですが、速いテンポについて行け
    なかった私はもう一度演奏した時も半分くらいしか吹け
    ませんでした。
    クリーニングスワブを通し、気を取り直して、Albumの
    モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの
    第3楽章をしました。最初はファーストだけで、つまり
    N師と私だけで演奏しました。トリオのところ(本日の
    先生の説明を聞くと4つの部分の3つ目のところのようです)
    あたりから息が苦しくなるのを見抜かれたようで、演奏後、
    先生は、トリオのところは1回目、2回目ひとりずつ吹かれては
    と言われました。私はN師に、それじゃー、1回目はNさんが
    吹いてください。私は2回目を吹きますから。はははと言いました。
    セカンド、サードだけでの演奏の後、今度は全員で演奏しましたが、
    熱くなっていた私は先程のN師との取り決めを忘れトリオを2回とも
    吹いてしまいました。それでも演奏終了後、先生はExerciseの
    時と違って、いい演奏だったと言われました。
    帰りはN師と一緒でした。私はN師に10月のディケンズ・フェロウ
    シップの秋季総会(西南学院大学で開催)での私の講演のことを
    話しました。私は、最初は30分の講演時間と言われたので
    26分余りの原稿を作成したのですが、先週の始めに20分余りに
    削ってほしいと言われたので、18分余りの原稿にしました。
    するとさらに別の先生が3分の2くらいの原稿量にして
    クラシック音楽について書かれたところを削れば余裕を持って講演ができるし、
    きっと聴衆はディケンズ・ファンばかりなのでうまく行くでしょうと
    言われ、悩んでいる。私がクラシック音楽好きなことも是非知って
    いただきたいのでと言うと、N師はにっこりしてうなずかれました。