本日もレッスン前に中村先生と少し話をしました。
    これが今日を合わせてあと9回しかないと考えると
     とても悲しいのですが、いつものように淡々と(?)
    話をしました。私は今まで何度か私が愛聴している
    CDを中村先生に聴いていただいたのですが、今日は、私が
     クラシック音楽にのめりこむ切っ掛けとなった2枚のCD
    ミュンシュ指揮パリ管弦楽団のブラームス交響曲第1番と
    ストコフスキー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の
    チャイコフスキー交響曲第5番をぜひ聴いてくださいと
    中村先生にお貸ししました。どちらも今から36年前、
    高校を出て大学に入れず、道に迷っている状態にあった
    私に、結果はどうであれ、胸を張って精一杯生きなさいと
    諭してくれたレコードなのです。そんな名盤が中村先生にも
    勇気を与えられたらいいなと思いました。
    本日も、ロングトーンの練習をした後、発表会で演奏する
     曲の練習をしましたが、愛のあいさつだけをみっちりしました。
    エルガーが作曲したヴァイオリンの小品ですが、今回のように
    クラリネットの2重奏というのもなかなかいいものだなと
    思いました。最初の譜読みでは掴めなかったメロディも
    じっくり教えていただいたので、なんとか通して吹けるの
    ではないかと安心しました、それともうひとつ安心する
    ことがありました。個人レッスンをされている方が、私たち
    と一緒に発表会で演奏をすることになり、花のワルツは
    わたしと同じセカンドのパートをすることになったのです。
    先生は、これで私はゆっくり客席で見させていただきますと
    言われましたが、私は先生と一緒にステージに上がれると
    思っていたので、残念に思いました。
    帰りはN師と一緒でしたが、最近入手したCD、宝塚歌劇
    「大いなる遺産」 のことや私の小説『こんにちは、ディケンズ
    先生』で主人公が歌劇「大いなる遺産」の台本を書くこと



    になったことなどを話して、宝塚歌劇「大いなる遺産」の
     CDをお貸ししましょう かと尋ねました。N師は、前にお借りした
    本『「クリスマス・キャロル 」前後』もまだ読めてないので
    いいですと言われました。