本日も最初はロングトーンの練習をしましたが、
N師の息のコントロールが難しいとの発言から先生が
あれこれ指導をされ、レッスンの半分の時間がそれに
費やされました。
最初は他の指導も受けたいという気持ちから自分から
突っ込みを入れようと思いましたが、よい音の出し方、
大きな音の出し方をじっくり習っておくのも有意義なことだと
思い、相槌を打ちながら先生のご教示を受けました。
先生は、大きなよい音を出すのに必要なのは楽な姿勢と
リラックスと言われ、いつものように立って上半身を軽く動かし
楽な姿勢を見つけ、視線が目の高さくらいになるように頸椎を
動かし頭部を固定し、そこにクラリネットのマウスピースを
持ってきてくわえました。それから先生は、肺に入ったり
出たりする息の一番の障害となるのは横隔膜から上の部分を
こわばらせることなので、固くなって肋骨のあたりを緊張させない
ことが重要です。そうすれば横隔膜から下の胃、腸などの
内臓のところもリラックスさせることができ、腹式呼吸も
やりやすくなりますと指導されました。
そうして実際に吹いてみると大きなよい音が出ましたが、
本番前は緊張するので、時間を掛けてリラックスできるか
というのが問題になってくるかと思います。
そのあとAlbumの早春賦をしました。先生は、本日は2つの
パートに分かれてやりましょうと言われ、最初にみんなで
ファーストを、次にみんなでセカンドを通して演奏しました。
その後先生は、みなさんはどちらのパートをしたいですかと
生徒に尋ねられました。私は少しだけ楽なセカンドを選びましたが、
結局、N師と一緒にファーストを吹くことになりました。常々
N師が、この早春賦と言う曲はいい曲ですねぇと言われるので、
難しい曲というのは意識しなかったのですが、今日初めて
この曲は難しいと思いました。SUTUDIO YOUでの練習は
マイペースでのんびりするのでなんとかいけるだろうと
思うのですが、かなりの速さで16分音符の6連符たくさんの
この曲を、正確に時にスタッカートを交えながら演奏するのですから
私のような連符、早く演奏することが苦手な生徒にはしんどい
曲と言えるでしょう。演奏後、先生が、私は生徒のよいところだけを
見ますと言われ、私の演奏についてコメントされなかったのは、
私のことをよく知っておられる先生のご配慮だったと思います。
帰りはN師と一緒でしたが、私は先日出来上がった『こんにちは、
ディケンズ先生2』の装丁を見ていただきました。オレンジ色の
帯のかわいらしい装丁で、少なからず驚かれたようでした。
それでも少し黒が混じったオレンジで、小澤一雄先生が書かれた
イラストと調和が取れていると思います。私が本日JEUGIAで
購入した。高校の音楽室に貼ってあるような作曲家紹介のポスターを
N師に見てもらった後、『こんにちは、ディケンズ先生2』が売れて、
他の著作も出せるようになったら、クラシック関連の図書などを
たくさん購入して、クラシック音楽を楽しく紹介したいと思って
いるんですと言うと、N師はにっこりとほほ笑まれました。