本日は、レッスン前にIさんと話をしました。Iさんは京都生まれ京都育ちの
京都の女性の理想像といった方です。四条烏丸近辺の会社に勤めて
おられるOLで、クラリネットは中学生の頃に3年間だけされたそうです
(ですので、このレッスンを受けられた7年を合わせて10年になります)。
それでも遅くまで学校に残って練習をされていたそうで、しかも基本的な
ことをその時にきっちり身に着けられたので、何を演奏しても上手に
演奏できるようです。練習は自宅で少しだけすると言われていましたが、
少しだけ練習してテキストもAibumもIさんのように上手に吹けるように
なれればいいのですが、Iさんの場合は特別で、中学校時代にみっちり
練習したからこそ、少しの練習で済むのでしょう。
本日も最初にロングトーンをしましたが、本日からはレジスターキーを使わず、
ソーーーーーーーファーーーーーーーと8拍ずつ下がって行くというロング
トーンの練習で最後は低いファーーーーーーー低いミーーーーーーーで
終わりました。先生は一人ずつ順番に吹くように言われましたが、こういうのが
得意な私は朗々とクラリネットを鳴らし続けました。しかし次はタンギングの
練習でしたので、一気にトーンダウンしました。4分音符(1拍の中に4回
タンギングをすること)や8分音符ならなんとかついていけますが、3連符
(12回)や16分音符は舌が回りません。先生は三連符を言葉に変えて、
例えば、フクイフクイフクイフクイとやれば感覚が掴みやすいと思います。
16分音符もイワモトイワモトイワモトイワモトとすればやりやすいと思います
と言われました。先生が中学の時にはタンギングの習得を熱心にされ、
♩=130で16分音符をされていたようで、本日もその神業を披露されました。
その数だけ必ず舌をついていますと言われましたが、私が真似をすることは
絶対無理ですし、できたとしても舌の筋肉がつってしまうことでしょう。
次にG Major Scale の音階練習をしました。♯ひとつですし、一番高い音が
2オクターヴ高いミですから、割とすんなりと吹け、一人で吹いた時も何とか
通して吹けました。その後、三度進行をしましたが、こちらは手も足も出ません
でした。先生は、4連符の長さを変えると吹きやすいですよと言われました。
クリーニングスワヴを通して管内の水分を拭い取った後、今度は前回もした
Jazz Articulasion Extra1をしました。ここでも先生はアクセント記号のところでは
きちんと舌をついて、音を切るようにしてくださいと言われました。また出だしの
ところもいったん舌を当てて音を出すと歯切れがよくなり、音が明瞭になります
。ロングトーンの練習の時にそうされるとよいですよと言われました。その後
少しの間、やってみましたが、私はできませんでした。
最後に先生は、例えば6人とかだとゆっくり指導できませんが、3人だと
いろいろできますと言われ、IさんとBさんも、今日はいろいろ教えていただきました
と言われました。私もそう思いましたが、難しい曲を目を白黒させて吹く機会が
増えると考えると、手放しで喜べない気がしました。それでも何とかついていこう
と思っています。