本日は、K5さんがお休みだったので、前半は谷上先生といろいろな
話をしました。このクラリネット日誌では直接話法は余り使わないの
ですが、ここからはしばらく直接話法で書きます。
「発表会は無事終わりました。緊張感がなくなるようなことが演奏直前に
あったので、それがよかったようです。実は、楽譜を乗せると、2台の譜面台の
1台が20センチほど下がったのです。それを急いで直していると緊張感が
なくなったのです」
「そんなことがあったんですか」
「それで緊張感はなくなったのですが、準備しないまま演奏に入ったので、
最初の音を間違えたり、最初のアウフタクトがうまく入れませんでした」
「最初はそうでしたが、あとはうまく行きましたよ」
「ええ、最後は盛り上がったと思います。でもエルザの大聖堂への行列の
最後のところは、力が入ったためか。手がふるえていました」
「私も演奏の時にふるえることはよくあります。ところでFさんはレッスンを始めて
8年になるのですか」
「50才になった時に始めたので、今で7年と10ヶ月です」
「以前よりずっとよくなりましたよ」
「いえいえ、まだまだです。ライスターとオピッツのブラームスのクラリネット・ソナタ
を聴いて、自分もこんな音が出せたらいいなと思って始めました。音は良いと
Nさんからよく褒めていただいて続けられたのですが、正確さやリズム感は
まだまだです」
「Nさんはどうされているのでしょうね」
「今、上海で頑張っておられるとこの前届いた手紙に書いてありました。電子メールが
届かないようなので、週末に航空書簡を送ろうと思っています。Nさんが、3年後に
日本に帰ってくるから、それまで続けていてほしいと言われました。続けたいですが、
K5さんがずっと一緒にレッスンを受けてくださるかどうかです」
「そうですね。是非、Nさんが戻られるまでK5さんと頑張ってください」
後半は、Albumの曲を少ししました。映画「マイ・フェア・レディ」から君住む街で
(ON THE STREET WHERE YOU LIVE)です。最初の3分の1ほどをして時間と
なりました。というのも、2人になったので、レッスンの時間が45分になったからです。