本日は、発表会で演奏する曲の希望を出す日でしたので、
新たにひとつ楽譜を用意しました。映画「慕情」のテーマ曲
Love Is a Many-Splendored Thing でした。レッスンが始まる
前に私が一度通して吹くと先生は、映画音楽は旋律が美しく
演奏するのも楽しいですが、やはり発表会では芸術性の高い、
技術を向上させるような曲を選んでほしいと思います。もう
ひとつお願いがあります。Kさんとおふたりでされるようですが、
おふたりではどちらかおひとりが発表会に出られなくなると
発表会での演奏が成り立たなくなる恐れがあります。できれば
他のクラスの人と一緒に練習して、発表していただければと
思いますと言われました。
私は、以前から発表会で演奏したい曲があり、Kさんにも
お願いしてあります。私の苦手な速いテンポの曲を3ヶ月
練習するのは難しいと思いますと言いました。
先生は、難しい曲を練習してこそ、技術の進歩があるのです
から、教える側としては吹きやすいゆったりとしたテンポの
曲を発表会で演奏する曲に決められ、それを練習されるより、
難しい曲を練習されて、より上手になられることのほうがうれしい
のですよと言われました。
それから先生は教室を出られ、私は慕情を吹いていたの
ですが、先生は教室に戻って来られると、Kさんのお父様が
亡くなられたという電話が入りましたと言われました。
私は、K5さんが肉親の介護で休日も忙しくされていることを
話すと、先生はそうなんですねと頷かれました。
私は多分今日はレッスンはできないだろうと思い、自分の
父親が腎臓がんと診断されてから亡くなるまでの1年半の
経過の話をしました。そして私は、父親が深刻な病気であると
知らされるまでは、葬儀、法事などはまったくわかりません
でしたが、いっぺんに身近になりました。葬儀では長男なので
喪主もしましたと言いました。先生は、そうなんですねと再び
頷かれました。
その後、先生は発表会の候補曲をいくつか挙げられましたが、
モーツァルトのクラリネット協奏曲の第2楽章というのも出ました。
私は帰宅して楽譜を見たのですが、♩=50とはいえ、32分
音符の8連符と4連符、それに16分音符の6連符が数多く
出てくるので、これは相当練習しないと無理だろうなと思い
ました。