本日は、K5さんがお休みでした。それで最初に以前から
谷上先生に訊きたかったことを尋ねました。私は、来年に
『こんにちは、ディケンズ先生』の続編を出す予定ですが、
その中で主人公がモーツァルトのケーゲルシュタット・トリオを
演奏するところが出てくるのですが、5年程レッスンを受けた
だけの人が演奏できるものでしょうかと言いました。先生は、
この曲はかなり難しい曲です。モーツァルトの曲は簡単そうに
見えても難しいです。この曲はピアノの人が上手くなくては
演奏は難しいです。ピアノ伴奏に乗って、クラリネットとヴィオラが
掛け合いをする曲ですと言われました。私は、クラリネットを
長年演奏してきた主人公の妻がしっかり教えることになっています
と言うと先生は、にっこり笑われました。私が、小説ですし、
それくらいは許されますよねと言うと先生は、そうですねと
言われました。
先生が、今日はFさんから希望を出してもらってもいいですよと
言われたので、私は、前回、お話したように近くピアノの伴奏を
してもらって、サン=サーンスの「白鳥」を演奏する予定に
なっているので、その曲のレッスンをしてほしいと言いました。
もちろん楽譜を持って来ていたので、先生はピアノ伴奏も
のっている楽譜を、私はクラリネット譜を見ながら演奏をしました。
先生が、最初のところを演奏してくださいと言われたので、
最初の4小節を吹きましたが、先生は、前にも言ったように
楽譜を一通り見て少し間を置いてから始めてください。そうして
最後は、終えてすぐに音を切らないで、余韻を残し、楽器から
口を離すのもすぐにしないでくださいと言われました。一度通して
吹いてみましたが、ファソラシドレミファソドとソラシドレミファソラシミ
(変音記号省略)のところがうまく吹けないので、そこだけ何度か
繰り返して吹きました。白鳥は大好きな曲なので、今までにも
STUDIO YOUで練習したりしたので、全体の感じはわかってい
ました。本日、細部の指導を受けたので、6月8日が楽しみに
なりました。
先生は、最後のところは、ブレスが入った後、レミドファーファソミ
ラーーーーーとなって終わりますが、最後のラーは分散和音の
水面の上を白鳥が泳ぐようなイメージで吹いていただくといいですよ
と言われました。