本日は、JEUGIAミュージックサロン四条第2回発表会2010が京都文化
博物館別館ホールで開催され、私も6人の共演者の方々と共に出演させて
いただきました。スワニーと組曲「惑星」より木星の合わせて5分足らず
の演奏でしたが、かつてない緊張感で両方の人差し指が震えるのをだまし
だまししながら何とか最後まで無事に吹き終えることが出来ました。
では、順を追ってお話ししましょう。本日、木星の主旋律を吹かさせていた
だけることになり、かつてないほどの練習をしました。11月17日に
正式にそのことが決まってから曲を通して100回は吹いたと思います
(スワニーは50回位ですが)。最後の仕上げのために1月22日に1時間、
23日に2時間、本日30分自宅で練習して本番に臨みました。練習不足で
こけたと言うことのないように一所懸命に練習をして本番に臨めたので、
多少の間違いは仕方がないと思っていました。
午前10時に家を出て、会場に着いたのは、午前11時10分でした。しばらく
してIさんが来られ、K2さんも来られました。その後、Kさん、N師、Oさん、
Bさんが来られ全員が揃いました。この頃まではまだ余裕がありましたが、
最初のグループが演奏を終え、控え室に行き楽器を組み立てていると少しずつ
緊張して来ました。というのは最初に演奏したグループが、フルートで枯葉と
ムーンリバーをミスなく演奏されたからです。6人のうちの黒一点の男性が
どうでしたかとインタヴューされ、3つ星ですと言われ、少しうらやましく
思ったものでした。また窓から下にあるホールを見下ろすと別のグループが
私たちが演奏するのと同じ木星を演奏しておられ、こちらもフルートで上手に
演奏されていました。それなりに練習しており何とかなると思っていたのです
が、チューニング室に入り。先生の指導のもとにウォーミングアップ(音出し)
をしているとますます緊張感が高まって来て、ついに指先が震え出したのです。
演奏予定の時間まで15分程あったので、一旦控え室に戻り、クリーニング
スワブを通すなどして順番を待ちました。そしていよいよ本番です。
ホールの中に入ってしばらくすると前のグループの演奏が終わり、私たち7人の
演奏が始まりました。最初はスワニーでしたが、指先が震えるのをごまかし
ながら何とか演奏し終えましたが、ファやソの音は指を1、2本しか使わない
ので(ソは右手でキーを押さえてもよいのですが、前後にド、レ、ミ、ファが
来る時には押さえられません)震える手で楽器を支えるのに苦労しました。
木星も同様で震える手に苦労しましたが、そのおかげか散漫になりがちなのが
集中することが出来ました。間違えたりピーという音が出ることも少しあり
ましたが、木星の最後のところを盛り上げることも出来、演奏後のインタヴュー
でお褒めの言葉もいただきました(といっても共演者の方のおかげなんですが)。
ホールを出て控え室に向かう時に同じ職場のSさんが、「なかなかよかったよ」
と声を掛けて下さり、胸を撫で下ろしました。余韻を味わうために、N師らに
失礼しますと言って会場を後にしました。