2022年10月4日
このクラリネット日誌は私がクラリネットのレッスンを続けて行くにあたり、最初はどんな感じだったか、1年目にはどんなことをしていたか、5年目にはどの程度吹けるようになっていたのかなどがわかるようにとクラリネットを購入した時から付けるようになったものです。ただレッスンは月に3回しかありませんし、毎日スタジオで練習しているわけではありませんから、厳密に言うと日誌ではありません。また10年と11ヶ月習った時点でも、難しい曲やリズム感がなければ吹けない曲(アンダーソンのシンコペーテッド・クロックや早春賦はまったく吹けませんでした)は歯が立ちませんので、初心者の方に参考になるような読み物ではないかもしれません。それでもクラリネットを演奏することとクラリネットで演奏された音楽を聴くことが大好きな63才の男性が奮闘努力しているところや自分で演奏して悦に入っているところをこのサイトで伝えることが出来れば励みになる人が少しくらいおられるのではと思っています。
このサイトは、2019年2月にコロナ禍で一旦途切れました。レッスン自体は同年6月から再開されましたが、私は医療機関に勤めていましたので、三密回避のためにその後も自粛していました。しかし1年2年と経過して緊急事態宣言や蔓延防止措置が解除されても、病院勤務の人は三密回避をすることが求められレッスンの再開はできませんでした。2022年4月になっても状況は変わらず、自己判断で安全対策をしっかりするならレッスンを受けてもよいということにはなりませんでした。私は先程も言いましたが、現在63才ですので、肺活量が必要な管楽器を後10年以上続けるのは難しいと思います。せいぜい70才くらいまでだと思いますので、好きなクラリネットのレッスンを再開するために再雇用で働いていた医療機関の仕事を前倒しにして辞めることにしました。音楽教室の責任者の方もクラリネットの先生も感染対策をきちんとしているので感染する心配はないと言われるので、7月に仕事を辞めて10月からレッスンを再会することにしました。8月、9月は猛暑が予想されていたので、10月からの再開と決めました。昨日(10月3日)は大阪で真夏日だったので、ほんとに10月からでよかったなぁと思っています。
本日は再開後初日ですので、少し早めに行きました。以前教室があった日生ビルが改築となったため7月半ばからは地下鉄烏丸駅西入口近くの四条烏丸FTスクエアB1Fに教室が移りましたが、今までと比べて少し大きくなった受付には、宮田さん、小笠さん、高橋さんなど馴染みのお顔がにこやかに応対されました。特に高橋さんとは3年ぶりということでとても喜んでおられました。そこでマスクを外して最近伸ばしだした口ひげを披露すると、とても似合っていますとリップサービスをいただきました。それでレッスンを再会して本当によかったなぁと思いましたが、何分2年6ヶ月ぶりのレッスンだったのでとても心配でした。午後5時30分からレッスンが始まるので、午後5時10分頃から待合で待っていましたが、午後5時からの生徒さんがお休みということで、10分前に谷上先生が待合に来られて、私に声を掛けられました。
レッスン再開初日ということで半音階で2つ高いファまでをまず先生に聞いていただきましたが、先生は降りる方も吹けるようにしてください。次回まで練習しておいてくださいと言われました。またファシャープ ソシャープ ラの運指の際、中指と薬指が立つ(伸びる)ので、次回までに強張らないで普通の運指ができるように練習しておいて下さいと言われました。私は、現在63才と6ヶ月で、70才になるまでに6年6ヶ月しかありません。認知症はならないかもしれませんが、肺活量や運指の点で今のようには行かなくなるかもしれません。できることなら、3のテキストのエクササイズの出来ないのを教えてもらって、後は自分のやりたい曲を吹いてみたいのですと言いました。先生は、北村英治さんは90才を過ぎても現役で頑張っておられます。まだまだFさんも頑張れます。次回までに練習しておいてくださいと言われました。その後私が、最近、NHK喉自慢で「千の風になって」を気持ちよく歌っている人がいたので、クラリネットで吹いてみたいですと言って購入したふたつの楽譜を見せると先生は、楽譜があったと思うので次回持って来ますと言われました。個人レッスンで30分でしたが、久しぶりに谷上先生からいろいろ指導をいただき、目が覚める思いでした。生活に張り合いも出て来そうなので、本当に再開してよかったなと思いました。