2022年12月27日

今年は寅年でしたが、私の場合いつも寅年に良いことがありません。それどころかいろいろと悪いことが起きるのです。12年前も仕事で苦しむことが多くなり、前年から始めたクラリネットのレッスンが救いになりましたが、これといった実績がなく窓際族だった私がますます肩身を狭くしたのもこの年でした。それで何か人と違った実績を残せないかと思い、年末に近代文藝社に『こんにちは、ディケンズ先生』の査定をお願いしたのでした。卯年の年始に、B査定ということで自費出版であるが、流通する。希望があれば自己負担で広告も出すと言われ、170万円位の出版費用を捻出して出版したのでした。売れ行きははかばかしくありませんでしたが、ディケンズ・フェロウシップの会員にしていただき(希望すれば誰でもなれるのですが、ディケンズ・ファンであることが最も大切です)、そのおかげか多くの大学図書館に受け入れていただくことが出来ました。これは大きな誇りになりましたし、大学図書館に寄贈の手紙を添えて出版社から代行発送してもらうのも、自ら全国の公立図書館を訪ねて受け入れを依頼するのも楽しいことでした。そうした楽しみを打ち切ってしまったのはコロナ禍で、恨み言を言ってもどうしょうもないですが、”出版に付随する活動”もクラリネットのレッスンも17年(71回)続けていたLPレコードコンサートも休止となりました。ようやくクラリネットのレッスンは再開しましたが...さて今年どんな悪いことがあったかですが、コロナ禍と国際情勢不安の影響で世の中が暗い雰囲気に包まれました。私自身もますます職場に居づらくなったため、7月末で退職しました(再来年の4月までは働けたのですが、前倒ししました)。そうして12月11日には母親が緊急手術して入院したのです。年末はお見舞いなどで年末の大掃除、年始のお祝いどころではありません。そういうことがあり今年も年末に東京に行けずいつになったらLPレコードコンサートが再開できるのかと思いますが、クラリネットのレッスンを唯一の楽しみとしてしばらくは頑張ろうと思っています。
本日は最初にF Major Scale でロングトーンで吹いてから、音階と分散和音をスラーで吹きました。そうしてすぐにExercise をしたのですが、一度吹いたところで先生から指導が入りました。ファソファソファソのトリルはトリルキー(9番)を使ってソの音を出してくださいと言われました。私は穴を塞ぐのは何とかできますが、キーを押さえるのは苦手で、9番や10番のキーがスムーズに押せません。それで先生から、次回までにファソファソファソのトリルがスムーズに出来るように練習しておいてくださいと言われました。その後シューベルトの「アヴェ・マリア」をしましたが、レッスン前にメトロノームを鳴らしながら、何度も吹いたので、前より随分よくなったとですよと先生から言われました。それでも一部伴奏と合わないところがあるので次回までに練習しておいてくださいと言われました。