2023年1月17日

クラリネットのレッスンを昨年の10月に再開しましたが、午後5時30分からのレッスン前に午後4時から約1時間スタジオを借りて(1時間880円)練習しています。今日は別にやりたいことがあって30分早く午後3時30分から練習を始めました。やりたいことというのは1つは最近真剣に取り組んでいるシューベルトの「アヴェ・マリア」の演奏をより完成度の高いものにするためにメトロノームに合わせて練習することです。もう1つは先週の土曜日の朝に4時間ほどかけて楽譜ソフトfinaleにうち込んだ楽譜をクラリネットで吹いてみることでした。このソフトは入力したらそれを指定した音(私はフルートで入力しました)で再生できるので、シャープやフラットの入力を忘れた場合には変だなとわかるようになっていて聞いて確認ができるのです。入力したのは、勿論発表会で演奏する予定のベルリーニ「ノルマ」から「清らかな女神よ」でした。後半部分のメロディが特に美しい曲で、この曲が好きになった切っ掛けは、モーリス・アンドレのトランペット演奏を聞いたからなのですが、作成したクラリネット用(シャープを2つつけて(オリジナルではフラットが一つついているのでシャープひとつになります)、ひとつ音を上げたもの)の楽譜を演奏してみると、ややこしい替え指がなくてゆっくりしたテンポなので思ったより易しいと思いました。それであることを思い付き、谷上先生に相談することにしました。
レッスンが始まったところでいきなり私は先生に、6月の発表会のことで相談したいことがあるので聞いてほしいと言いました。私は、6月の発表会では、ベルリーニの「清らかな女神よ」をじっくり仕上げようと思っていましたが、変音記号がシャープ1つのためかあまり難しくなく5ヶ月もかけて仕上げるのは勿体ない気がします。以前から好きでやってみたかった曲が2曲あって、どちらも楽譜があるのでその2つを合わせて3つ練習して、そのうちの2つを発表会でやってみたいのですと言いました。先生が同意されたので、私は、それはドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」から「月に寄せる歌」とグリーグの「ペール・ギュント」から「ソルヴェイグの歌」ですと言いました。先生は、今しているシューベルトの「アヴェ・マリア」も加えて、4つの中から選ばれてもいいですよと言われましたが、私は一応3つの曲から2つを選ぼうと思っています。「月に寄せる歌」はルチア・ポップの素晴らしい歌唱があり以前から吹いてみたいと思っていました。「ソルヴェイグの歌」は短調から長調に変わるところが好きで発表会で演奏したいと思っていましたと説明しました。その後13分あったので、まずシューベルトの「アヴェ・マリア」を先生の伴奏に合わせて演奏しました。メトロノームに合わせてみっちり練習したので、先生は、リズムは合格点ですが細部の仕上げと修正が必要ですと言われました。同じ音の間に八分休符が入るところは切ってしまわないで続いている感じで演奏してください。高いドからシへはスラーですから音が途切れないようにどちらも替え指を使って下さいと言われました。シへの運指が上手く行かないので先生からの指導(右手の小指を横に滑らせる感じでキーに当てる)があり時計をちらっと見ると5時59分になっていました。先生は急がないでいいですよと言われましたが、午後6時からのレッスンがあるので私は慌てて鞄、クラリネット、ジャケットなどを持って待合に行きました。いつも思うことですが、私のレッスンは30分なのでバタバタするのは仕方がないですがもう少し落ち着いてレッスンが終えられたらいいのになぁと思いました。