2023年3月14日

私は気に入ったCDがあれば先生にお願いして聞いていただいているのですが、最近お貸ししたルチア・ポップのCD(ドヴォルザーク 歌劇「ルサルカ」から「月に寄せる歌」などが入っています)のCDは外国盤でどんな曲が入っているのかわかりにくかったので、楽しめなかったと先生は言われました。それで心から楽しめるCDがないかと思っていたところ、最近、購入したジョー・スタッフォードのCD(日本盤)の中の一曲が先生に気に入ってもらえるのではと思ったのでした。それで私はレッスン室に入るとすぐに先生に、聞いていただきたいCDがありますと言いました。私は、3曲目を掛けてほしいと言いました。先生は、ノー・アザー・ラブですか、いいですよと言われました。この曲は、ショパンの練習曲集作品10の第3曲「別れの歌」をアレンジして曲を付けたものです(YOU TUBEでも聞けます)。3分程の曲ですが、最後まで美しく、ジョー・スタッフォードの歌声も素晴らしいものです。先生も聞いてもいいなと思われたようだったのでそのCDをお貸ししました。
それが終わると私は、それでは三角を描きながら「清らかな女神よ」を歌ってみますと言いました。三角を描きながらシートシラシレドシラ♫ と前回よりかなりマシに歌いました。私は、今まで先生の指示通りに歌っていましたが、それでは上手くならないので自分で分析してみました。32分音符を1とすると2分音符は16、この曲で一番大きな容量?の付点2分音符は24となります。8分の12拍子の1つの小節は付点全音符1つ分ですから48となります。これに従って曲を見て行くと最初のシーードシラシのところはシが24プラス6 ドが1 シが1 ラが2 シが2となり、その後のレドシラはレが6 ドが2 シが2 ラが2となります。これを合わせると48になります。そうして3拍子に当てはめると2つ目の音ドは2回三角形を描いた後、斜め左下に下ろして横に引いて2分の1のところでドそれから4分の1のところでシ、さらに斜め左上に上がるところでラそれから2分の1のところでシという具合いに進んでいくのです。3拍子の1つの辺に16分音符だと2つ、32分音符だと4つ入る感じになります。今まで私は1つの辺に32分音符が3つと思い込んでいたので、上手く合わせられなかったのでした。そうして何とか間奏の前まで歌うと先生は、前よりずっと上手くなりました。これなら何とかピアノ伴奏に合わせることが出来そうですと言われました。私が自分なりに分析してみて、今までの間違いに気付いて付点2分音符を24、付点8分音符を6と考え、三角が2つと半分で1つの辺に32分音符が4つ入ると考えるようになって、ドをどこに入れたらいいかがわかりました。そしたらうまく行くようになりましたと説明すると、先生は次に自分で伴奏を入れながら歌われました。先生は、それじゃあ今度は私が伴奏をしますからそれに合わせて歌ってみてください、クラリネットを吹かれてもいいですよと言われました。それで私は、歌うのより楽器の方がいいですと言って間奏の前まで吹いてみましたが、6割方合わせて吹くことができました。先生は、その調子で頑張ってみてください。三角形を描くより、手拍子をしながら歌って合わせる方が一定の速さで出来ますので歌ってもらった方がいいですと言われました。私は、三角形を描きながら歌う方が手拍子をしながら歌うよりしやすいと言いましたが、次回はもう少し難しい、間奏のところと最後のカデンツァのところを練習しましょうと先生が言われ、レッスンを終えました。