2023年10月17日

本日はレッスン前に先生と話をしました。私は、10月17日にディケンズ・フェロウシップの秋季総会が中央大学茗荷谷キャンパスであり、開会が午後3時からだったので久しぶりに渋谷の名曲喫茶ライオンに行きました。現在、名曲喫茶ライオンの開店時間が午後1時からとなっていて、LPレコードコンサートを日帰りでするようになったのでなかなかいけなかったからです。でも久しぶりに行って、今、レッスンで習っているラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をアシュケナージのピアノで聞きました。1980年頃にアシュケナージはハイティンク指揮で録音していますが、1963年にフィストラーリ指揮ロンドン交響楽団と録音したレコードの方が好きなのでそれを掛けてもらいました。先生はアシュケナージをご存じですかと言いました。先生は、ええ、知っています。私も学生の時には大学でレコードが聞けるのでよく聞きました。クラリネット協奏曲をいろんな人の演奏で聞きました。でもCDやレコードよりも生演奏の方がいいですよ。特に外国の会場でのヴァイオリンの音はレコードよりもずっといいですと言われました。私は、クラリネット協奏曲はウラッハの演奏が好きです。以前、シンフォニーホールで神尾真由子さんのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を聞いたことがあるのですが、後ろの方の席だったので音がいいとは思いませんでした。レコードの音は身近で聞けるのでホールで聞くのより私は好きですと言いました。先生は、Fさんもぜひヨーロッパに行かれてそこのホールでヴァイオリンの生演奏を聞いてくださいと言われました。私は、(東京に行く費用もケチっているくらいですから)ヨーロッパに行くのは今の状況では無理だと思いますとだけ言いました。懸賞小説で応募して賞を取り、それが映画化されるとかの副次効果がない限り先生が言われるような海外旅行に行くのは難しいと思いますが、万一今応募している小説が賞を取れば道が開けないことはないことはないわけですから、先生の前なので私は心の中で手を合わせて拝みました。私は、グリュミオーのヴァイオリンの音は素晴らしいとよく言われるのでCDで一度お聞きになってみてくださいと伝え、それからレッスンは始まりました。
最初はいつものようにホ短調の音階練習をしました。少し引っ掛かるところがありましたが、先生は、一息で吹けていますし替え指のシの音も出ていますと言われました。続けてホ短調のExerciseも引っ掛かるところがありましたが、何とか最後まで途切れることなく吹けたので、難しいのによく出来ましたと言われました。そうしていよいよラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の第1楽章からの抜粋ですが、この楽譜はCDが付いていて今までレッスンでそれを伴奏にして指導を受けたことはなかったのですが、レッスン前の演奏でそこそこ吹けたので、レッスンが始まる前に先生に、今日は一度CDの伴奏を掛けて演奏させてくださいとお願いしておきました。時間があったので、まずは伴奏なしで後半のところを吹いてみてくださいと先生は言われました。主題(メロディ)のところは問題なく吹けましたが、最後の10小節は高音が続いたり、8分音符が続く(16分音符が2ヶ所あり)ので最後のところはうまく吹けませんでした。続けてCDの伴奏に合わせて吹きましたが、やはり最後のところはテンポが早くなった(♩=108)のでお手上げでした。先生は、次回までに最後のところを集中的に練習しておいてください。まずはメトロームさんを♩=63にして合わせられるように練習しておいてくださいと言われ、レッスンを終えました。