2023年11月7日

私は今年8月にコロナに感染して免疫力が落ちたせいか、その後いろいろ体調を悪くしました。中耳炎、筋力の低下、ぎっくり腰になった時の全身の激しい痛みなどがありそれらはなんとか治まったのですが、まだ治療が終わっていないのが頭頂部の粉瘤です。9月になって頭頂部の腫れに気付いて抗生剤を服用し外用薬を塗って来ましたが治らず、11月17日に手術をすることになりました。このことを話して、先生に初めての外来手術なので不安ですと言うと先生は、それでは今までそういう疾患がなかったのですね。良かったですねと言われました。私は今までの人生で入院も4日だけ(その時も手術ではなくインフルエンザをこじらせただけでした)ですが、その代わり今まであらゆる痛みを味わいました。一晩眠られないような歯痛、痛風発作による第1趾、足の裏、膝の激痛(膝の痛みは40日余りに及び膝が倍くらいに腫れました)、痛みが酷くて眠られないような咽頭痛、内痔核及び外痔核(ふたつともやりました)による直腸の出血を伴う痛み、それをこじらせての肛門周囲膿瘍の信じられない激痛(座ることも鞄を肩に掛けることもできませんでした)それからこれは痛みではありませんがアレルギー性結膜炎による目の究極のかゆみなど大事に至る前の信号のように痛みなどがしばしば出現して私を苦しめたのでした。そういった痛みをロキソニンなどで抑えて誤魔化すこともありかなと思いますが、私の場合はいろいろあってこじらすと後が怖いという考えから出来るだけ早く医療機関にかかって薬をもらうようにしています。17日の手術後は処置が必要なのですが、21日はレッスンがお休みなので問題なくレッスンを受けられます。そんな話をしてから次にする曲の話をしましたが、楽譜作成finaleで打ったシューマンの「あの方を見た日から」(歌曲集「女の愛と生涯」から)とフィビヒの詩曲の楽譜をまず先生にお渡ししました。発表会で演奏したベルリーニの「清らかな女神よ」(歌劇「ノルマ」から)に比べるとどちらも優しい曲ですが、「あの方を見た日から」はピアノ伴奏付きで情感を込めて吹くと目頭が熱くなるような佳曲です。またフィビヒの詩曲はクラリネットの最高音(高度のテクニックを駆使してもう少し高音が出せるようですが)2オクターヴ高いソとファ・シャープがありその練習もできる愛らしい曲です。先生はいっぺんには無理なのでどちらを先にするか決めてほしいと言われました。私がフィビヒの詩曲を先にしたいですと言うと先生は、この曲はロ短調の曲ですが、3のテキストのエクステンションのところにロ短調の難しい音階練習があり、これだと2オクターヴ高いファ・シャープもソもあります。これを練習しておくとフィビヒの詩曲の演奏がうまく行くと思いますので、一緒に練習されてはどうですかと言われました。私はそれに同意して、次回のレッスンからロ短調の音階練習とフィビヒの詩曲をすることになりました。

後で思い出しました。53才の頃に右五十肩(肩関節周囲炎)、56才の頃に左五十肩で辛い思いをしました。右の方は症状が出てすぐに整形外科にかかりリハビリ治療を受けたので3ヶ月で回復しました。左の時は父親が腎臓がんと診断された直後だったので、治療を受ける気にならず放置していると腕が上がらないだけでなく痛くて気持ちが悪くなるような状態になりました。苦肉の策で6ヶ月経過してジョギングを始めて2ヶ月で回復しました。一時は治らなかったらどうしようと思いましたが、結果として市民マラソンの10キロにも出られたので今思えばやりたくてもやれないことができたので良かったのかなと思います。でも痛いときは本当に辛かったです。