2024年7月9日
本日もレッスン前に谷上先生と話をしました。私は、今までに4回懸賞小説に応募したことがありそれそろクラリネットが主役(主人公がクラリネット奏者)の小説を書きたいと思うのですが、その小説の主人公は中年になってクラリネットを習いたいと思って習い始めたところ不思議な音が出せると評判になり人々を魅了するという展開にしたいのですが、先生にお尋ねしたいのは中学生の頃から(地道に)タンギングなどを身につけリズムを大切にしたブラスバンド経験者などより中年の頃からクラリネットを習い始めた人の方がアンブシャーが柔らかくていい音が出せメロディーも自然ということがおかしな考え方ではないかということですと尋ねました。先生は、アンブシャーがいい悪い、リズムに柔軟性がないというのが問題ではなくてその人がどれだけ愛情をもってクラリネットのレッスンに取り組めるかが問題で、クラリネットの音が好きになってもっと上手くなりたいと思って熱心に練習に取り組めばアンブシャーの形に関係なく上達すると思いますと言われました。先生が、上手くなるのは練習あるのみと言っておられるのだなと思いました。でも私としては毎日10時間の練習をしてスタンダードジャズを1000曲頭に入れて楽譜なしで演奏できるというのより、50過ぎの窓際族のおじさんがなんとなくヤマハの関連店でクラリネットが習いたくなり習い始めたところ思わぬことが起こり今までと違った派手な人生を歩み出すという方が劇的で、もしかしたら私もそういう可能性があるんじゃないかなと読者に思わせることができてクラリネットに関心を持ってもらえるような気がするのです。
本日は最初に音階練習をしました。ハ長調ですがいつものと違って、2オクターヴ高いソの音まで上がりました。詳しくい言うと、ドから2オクターヴ高いソまで上がり、1オクターヴ低いミまで下がりもう一度あがってドレドで終わると言うものです。つまりクラリネットの音域のほぼすべてを網羅するのですが、2オクターヴ高いソより高い音は楽譜にはほとんどありません。また2オクターヴ高いソシャープや2オクターヴ高いラの音は運指表でも見たことがありません。多分、そういう曲がないからだと思います。2オクターヴ高いソの音は3つの運指があり、左手で人差し指と中指を押さえるというのは変わらないのですが、右手は親指とレジスターキーを押したうえで、人差し指だけ、中指だけ、その両方のいずれかを押すことを選択することになります。先生は、両方の場合は音が低くなりますから意識して高音が出せるような意識(工夫)が必要になりますと説明されました。今回からレッスンはニアネス・オブ・ユーを習うのですが、やはりお手本のジョニ・ジェイムスのCDをまず聞いてみることになりました。先生は、何度聞いてもこの歌声は素晴らしいですねと言われましたが、前回も話したとおりジョニ・ジェイムスはヴァースの部分を省略していて同じメロディーの繰り返しになります。そこをどのように盛り上げて行くかが問題ですが、先生は、スイングジャズのようにデュダのリズムで行きますかと言われました。私は、折角ですから習っておきます。それから八分音符と四分音符の三連符の長さが同じなのでその辺りがきちんと演奏できるようになりたいですと言いました。次回は先生のピアノ伴奏に合わせてスイングのリズムで歌うことになりそうですが、それも楽しみです。