2024年7月23日
本日はレッスン前に先生にいろいろお願いをしました。現在、レッスンを受けているニアネス・オブ・ユーが終わったら、フラミンゴを習うのですが、ハービー・マン(フルート)のCDにその曲が入ってるのでそれを聞いていただくことにしました。ヴィクター・フェルドマンの「ジ・アライヴァル・オブ・ヴィクター・フェルドマン」というアルバムにこの曲が入っていて演奏がよかったのでクラリネットで演奏できればいいなと考えたですが、曲の演奏はそれほど難しくなさそうです。スタンダード・ジャズの名曲で他に好きなのがセプテンバー・ソングでウッディ・アレンの映画「ラジオ・デイズ」の中で流れます(ウォルター・ヒューストン)。この曲の名演はチェット・ベイカーですが、こちらもビル・エヴァンスとの共演で素晴らしいです。これもクラリネットで吹ければいいなと思い、先生に今日レッスンのお願いをしました。そうしてもう一つ、モーツァルトのアレルヤ(モテット「踊れ、喜べ幸いなる魂よ」から)も私の技術で可能であれば発表会で演奏してみたいと言いました。この曲を知ったのは映画「オーケストラの少女」の中でヒロインのディアナ・ダービンがマンジュー(お父さん)ではなくストコフスキーの前で歌うところが印象的だからです。「踊れ、喜べ幸いなる魂よ(エクスルターテ・ユビラーテ)」は3部構成で最後の第3楽章のアレルヤで盛り上がるのです。映画は、マンジューが失業してダービンがストコフスキーに楽団の指揮をお願いしに行くのですが、このアレルヤと螺旋階段のところでのハンガリー狂詩曲第2番の演奏がストコフスキーに受けて(心に惹かれるのもがあって)、楽団は無事演奏活動の場を得ることが出来るというストーリーなのです。しかしながらオーケストラの楽団員の失業の話があるので、演奏家の人たちはこの映画にあまりいいイメージがないのではと思います。そんなアレルヤですが、この曲を思い出すとダービンの素敵な笑顔とストコフスキーの少し困ったような顔が思い浮かび楽しい気分になるのです。16分音符の4連符が10個とか20個とか続くところが肺活量の限界という感じなのですが、谷上先生がこのくらいならしっかり練習をすれば大丈夫ですよと言われれば頑張ってみようと思うのです。
本日はいろいろ話したので、レッスンを受ける時間が10分程になってしまいました。最初にニアネス・オブ・ユーを吹いてみてくださいと言われたので、最初の8小節ほどを吹いたのですが先生の伴奏がないため沈んだ感じの演奏になってしまいました。先生が今の演奏が余り良くなかったと言われたので、お腹に力を入れてもう一度同じところを吹き直すと先生はさっきよりずっと良くなったと言われました。その後先生のピアノ伴奏で通して演奏したのですが、やはり一人で吹くよりずっと楽しく、演奏が終わってから先生の伴奏があるのとないのとではモチベーションが全然違いますと言いました。先生は笑顔で応えられましたが、次回はニアネス・オブ・ユーの仕上げとフラミンゴをすることになりました。先生がアレルヤの楽譜を見られて、Fさんが演奏できそうか見ておきますと言われレッスンは終わりました。