2024年10月22日

本日もレッスン前に少し谷上先生と話をしました。私は、初めて好きになった洋楽がポール・モーリアの「涙のトッカータ」なのでこの曲には強い愛着があります。シングル盤もすぐに購入しました。ポール・モーリアが演奏する曲にはいくつか好きな曲があり、「エーゲ海の真珠」は発表会で演奏しましたし、「蒼いノクターン」は先生から楽譜をいただいたので時々レッスン室で演奏します。前の土曜日に購入してほったらかしになっていたクラリネットの楽譜を見ていると「涙のトッカータ」の楽譜が目につきました。以前、自分で吹いてみたことがあるのですが、早いテンポなのでうまい具合に吹くことができませんでした。先生に、レッスンを受ければ上手に吹けるようになると思うのですがと言いました。先生は、レッスンは可能ですが、「ソルヴェイグの歌」をしてからにしましょうと言われました。
「ソルヴェイグの歌」はグリーグの管弦楽曲「ペール・ギュント」の中の曲で、ピアノ伴奏ソプラノ独唱でも歌われます。私の場合、クラリネットで全曲(前奏曲でクラリネットがこの曲の旋律を少し演奏します。先生はそれを演奏されたことがあるようです)演奏するので、まずは市販の楽譜にfinaleでシャープを2つつけて2度上げた楽譜を作成して先生に見てもらうことにしました。2週間前のレッスンでその楽譜を渡していたのですが、今日先生はこのままで演奏しましょうと言われました。ソプラノ独唱の楽譜では変音記号なし(ハ長調)で始まり途中で(ラー ララララ ラララーのところから ここを便宜的にララララの部分と呼びます)シャープが3つつくのですが、クラリネットの場合だとシャープ2つ(ニ短調)で始まり途中からシャープが5つになり短調から長調に変わります。先生はロ長調の音階があればFさんに練習してもらうのですがテキストにないので、今日はニ短調の音階だけを練習してもらいましょうと言われました。私が問題なく吹いたので、初見でそれだけ吹けるといいですねと先生は言われました。先生は最初のシャープ2つのところ(ここをこれから便宜的に歌の部分と呼びます)をまず吹いて見てくださいと言われました。ここはそれほど難しくないので何とか詰まらずに吹けました。しかしララララのところはシャープが5つ付いていて、ド レ ファ ソ ラにシャープが付きます(半音上がります)ので、苦労して吹きました。それとシャープが3つになるとシが替え指(右手の小指でAのキーを押さえる)になります。この運指が私にはとても難しく通常の運指(3のキーを押さえる方)で誤魔化したりしてきました。先生はそれを見られて、早速その間違いを指摘されました。先生は、シドレの運指(ドとレにシャープが付く場合)は替え指を使わないとうまく行きません。これを機会に小指を動かすための練習を覚えてくださいと言われました。先生が教えてくださったのは2つでした。1.影絵のイヌのように掌を持ち上げて、小指だけを上げたり下げたりする。この時親指を人差指の根元に付けた方がよい。小指は上下だけでなく手前や後ろに動かすと良い。 2.右手の手の甲を上に向けてクラリネット軽く掴むような格好にする。小指だけを伸縮して4つのキーを順番に押さえるイメージで動かす。先生は1日、2、3分でいいので毎日練習してくださいと言われました(長時間はしない方が良さそうです)。私は小指でAのキーを押さえようとすると隣の指(右手の薬指)が浮いてしまうので、異音が出たりします。この訓練をしっかりやって他の指を浮かせることなく右手の小指がきちんとAのキーの真ん中を押さえられるようになるといいなと思いました。