2024年12月3日
本日もレッスンの前に谷上先生と話をしました。私は、年に4回LPレコードコンサートを開催していて12月1日にも開催しました。3月、6月、9月に開催する時は日帰りで開催するので新宿のディスクユニオンでレコードを買うか渋谷の名曲喫茶ライオンに寄るくらいしかできないのですが、今回はLPレコードコンサート開催後、『こんにちは、ディケンズ先生』の表紙絵、挿絵を描いていただいた小澤一雄氏と食事をしたりして、翌日は名曲喫茶ライオンと新宿ディスクユニオンに行きました。LPレコードコンサートはいつになく盛り上がり、最後は大きな拍手もいただきました。曲目はグリーグとシューマンのピアノ協奏曲、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をスヴャトスラフ・リヒテルの演奏で聞いていただきました。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は出だしの盛り上がりは物凄いのですが、後は尻すぼみになるので私は工夫しました。すぐ後にムラヴィンスキー指揮のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のレコードをアンコール曲として最初の2分程だけを聞いていただきました。私がこの曲はクリスタルキングの「大都会」ような曲ですと言って出だしを歌うと大うけでしたが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が好きな方にはごめんなさいと言いました。これを聞いて先生は、作曲家には得意な楽器とそうでない楽器があって、チャイコフスキーはピアノ曲の作曲が難しかったのかもしれません。モーツァルトもフルートの曲の作曲が苦手だったようで、演奏家も演奏しにくいようですと言われました。私はモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲が好きなのでそのことを言いたかったのですが、レッスンの3分の1以上が経過していたのでレッスンを始めていただいていいですかと言いました(他にもメロディア盤リヒテルの「熱情」はオリジナル(ソ連盤)より新世界レコード(日本盤)の方がよいとの話もしました)。
最初はロ長調の音階練習、三度進行、和音をしました。かなり間違えましたが、時間がないので「ソルヴェイグの歌」に行っていいですかと私が言うと、先生は頷かれました。今日は先生が伴奏して下さり、あの長い前奏も全部弾いて下さいました。そうして歌の部分を吹いたのですが、思わず、やっぱり先生が伴奏してくださるとモチベーションが違いますと言いました。その後ラララの部分に移りましたが、先生は、最初のラーのところはその中でクレッシェンドとディミヌエンドを入れるようにしてください。3拍目のところまで大きくなりその後は小さくするようにしてください。息を徐々に吹き込んで腹筋で音を調整するようにしてくださいと言われました。私は以前からクレッシェンドそしてデクレッシェンドと思っていたのですが、ネット検索するとディミヌエンドは「ギリギリまで小さく」「消え入るような」というニュアンスがあるようです。そのため先生も腹筋で息を調整して消え入るように演奏してくださいと言われたのだと思います。それから先生は、そのクレッシェンド、ディミヌエンドだけでなく、Fさんがfinaleで作成された楽譜には他のクレッシェンド、デクレッシェンドの記載もないので、次回までにそれをきちんと記載した上で練習しておいてくださいと先生が言われて、本日のレッスンを終えました。