レッスン2日目は、リラックスムードの中で始まりました。
    先生が何か訊きたいことはありませんかと言われたので、私と同年代の
    男性が、どうしても頬が膨らんでしまう。頬が膨らむのはよくないです
    よねと言われました。先生は、トランペットは頬を膨らませて吹く人が
    たくさんいますが、クラリネットは余りいません。それでも皆無では
    ありません。特に意識されることはないと思う。正しいアンブシャー
    (うまく音を出すために口とその周りの筋肉がコントロールされた状態)
    を心掛けて、うまく楽器の中を息が通り抜けるように考えていればよい
    のではと言われました。また私が、ソの音を出す時に右手の親指だけで
    楽器を持つので楽器が落ちそうになったり、長く演奏していると右手の
    親指が痛くなる。サムレストクッションというものを購入したがどう
    思われるかと尋ねると先生は、コルクが付いていて十分クッションに
    なっていると思う。親指を掛ける金具は可動式のものであればキーを
    押さえやすいように動かせばよい。あなたの金具は可動式なので少し
    動かしてみましょうと言われ、10円玉でネジを弛めて位置をずらし
    締めて下さいました。
    この日のレッスンは第1回のように駆け足で進むということはなく、まず、
    ソの音を出し、次に前回も練習した6つのエクササイズをしました。そして
    最後の15分ほどはタンギングの練習をしました。息継ぎをしないで音を
    区切るタンギングは非常に難しく、私以外の人も悪戦苦闘されていました。
    至る所で「ピー」という音が出て焦りました。そして如何ともしがたく
    最後まで「ピーピー」という音ばかりが出ました。本日も最後は
    オーラ・リー(ラブ・ミー・テンダー)だったのですが、タンギングをする
    必要もないのにそのかたちで口がこわばってしまい、最後まで「ピー」
    という音しか出ませんでした。
    先生はしきりに首を傾げる私に、なぜ首をかしげるの。よくできていますよ
    と言われました。私としては、前回6割くらいまともな音で吹けていた
    のが、本日は3割くらいしかまともな音が出ず、情けない気持ちになって
    いたのでした。私は思わず先生に、自分はかたさ21/2のリードを使用
    しているのですが、初心者はやはり3ではなく21/2のリードがよいので
    しょうかと尋ねると先生は、その人に合ったリードを使うのが大事なので、
    必ずしもやわらかいリードがよいとは限らないと説明されました。
     クラリネットを購入した際に付属していたリードが3で、吹きやす
    かったので、今度の土曜日にJEUGIA高槻店に買いに行こうと思いました。
    でも、一番の問題は正しいアンブシャーで吹いていないからだと思います。