本日は発表会ということで、昼食後、先生が言われた通りに、演奏曲
    (「メイム」「ダッタン人の踊り〜愛の喜び(マルティーヌ)」)だけを
    それぞれ10回ずつ吹いた後、立って通して3回、つまりそれぞれを
    13回ずつ吹きました。自宅で充分練習したので本番でしくじっても
    諦めがつくと思いながら、午後2時30分過ぎに家を出ました。
    午後4時30分過ぎに会場(京都四条烏丸にあるシルクホール)に着きました
    が、会場に一緒に演奏する方の姿を見つけることができなかったので、座席に
    腰掛けて演奏を見ていました。しばらくすると同じ列の向こうの端のところに、
    Iさん、Kさん、Bさんが座られましたので、演奏が終わったところでKさんの隣に
    移動しました。先生の演奏(モーツァルト「魔笛」の中の夜の女王のアリア
    「復讐の心は地獄のように胸に燃え」をフルート、クラリネット、ヴァイオリン、
    チェロで演奏)が終わったところで、チューニングルームへと向かいました。
    30分程進行が遅れているということで、入口の前のところの椅子に腰掛けて
    待つことになりました。腰掛けてしばらくして、K2さん、私と一緒にサードの
    パートをされる午後8時からのレッスンを受けられている方が体調不良で休まれた
    ことがわかりました。K2さんはそれを聞いて私の反対側に腰掛けている、
    午後8時からのレッスンを受けられている方々に話し掛けられました。
    「困ったわ。私、あの人がいないと困るわ。あの人、大きな音で演奏してくれた
    から、どこで入ったらいいかがわかって安心できたのよ。心配だわ」と言われ
    ました。私は自分の顔が紅潮してゆでだこのようになっていくのがわかりました。
    また、おしりをまくって、「あなた、そんなことを言って。私の立場はどうなるの」
    と言いたくなりましたが、演奏10分前だったので、我慢しました。
    しばらくすると、チューニング室に入って下さいと言われたので、私たち9人は
    その中に入り楽器を組み立てました。楽器を組み立て終わった頃に先生が部屋に
    入って来て、チューニングをしましょうと言われ、機械をセットされました。
    みんなでレの音を出してチューニングが終わると舞台の袖で出番を待つことに
    なりました。そしてそれから5分程して舞台に上がりました。
    本日サードのパートはK2さんと私だけになったので、とにかく音が途切れなくしようと
    考えました。そのためには、「メイム」はみんなで一緒に吹くところばかりなので、
    いつものように吹けば良いと思いました。が、「ダッタン人の踊り〜愛の喜び」は
    ふたりともわけがわからなくなると、特に「愛の喜び」は主旋律が姿を消すわけです
    から演奏が成り立たなくなると思いました。そこで「ダッタン人の踊り」のところは
    休んでよいと先生が言われたところもずっとリズムを刻み、「愛の喜び」のところは
    主旋律が消えてしまわないよう、BGMに耳を澄ませて演奏しました。「愛の喜び」では
    4小節程、K2さんが演奏されなかったので、一瞬自分が間違えているのかと思い
    ました。それでもかまわずに吹き続けましたが、それで良かったようです。
    ピッという音が3回も鳴ってしまい、一カ所出だしを間違えてしまいましたが、
    何とか大きな音で最後まで吹き終えました。演奏後、共演の方達に演奏で間違えた
    ことを謝りましたが、そんなに気にならなかったとのことでした。
    演奏後、夕食を食べて帰られるのなら、コーヒーでご一緒しましょうとN師が言われたので、
    大丸近くのイノダコーヒーに入り、楽しい話を聞かせていただいて帰宅しました。