本日は、発表会の余韻も消え、厳しい(?)レッスンがまた
     始まった(といっても先生はとても優しいのですが)という感じ
     でした。それなのに相変わらずテキストにそった学習をあまり
     しないで、自分の好きな曲を吹いてばかりいたため、レッスンの合間の
     折々に赤い顔をして、「スミマセン、スミマセン」と言っていました。
     なにせ、3月13日に東京の名曲喫茶ヴィオロンでマスターの許可を
     得て、レコードコンサートの合間にクラリネットを吹かせていただく
     ことになっているので、かなりそちらの練習に時間をかけ
     たため、レッスンの予習が不十分になったのでした。今の
     ところ、難しくない、「タンホイザー序曲」の出だしだけ、十八番(?)
     の惑星から「木星」それと「ダッタン人の踊り」をコンサートのはじめの
     ところで演奏して、アンコールのところで、フォーレのシシリエンヌ
     (「ペレアスとメリザンド」から)、ヴィヴァルディのラルゴ(「四季」
     の冬の第2楽章)、バッハのG線上のアリア、ドヴォルザークのユモレスク
     などを演奏(もちろんクラリネット独奏です)したいのですが、少し
     いやかなり無理があるように思います。
     本日のレッスンもひとつの音を押した状態でレジスターキーを押し、
     12度高い音を出すWarming Upで始まりましたが、今日は2つ目の
     低いミ低いラ低いソ低いラ低いミ低いラ低いソ低いラ低いミなどを
     素早く吹く練習を3回もしかもだんだんスピードを上げてやりました。
     以前にも先生から一度指導を受けたのですが、私の場合、スピードが
     早くなって訳が分からなくなると(ごまかすために?)クラリネットを
     縦横に振るようです。それを見られた先生は私のところに駆寄り、
     ベルのところをはっしと握ると、「クラリネットを動かすと素早く
     指を動かせません。動かさないようにして演奏して下さい」と言われ
     ました。確かに先生が言われるようにはっしと握られたベルからは
     それまでよりはずっと安定した音が奏でられたのでした。その後、
     D Minor Scale の音階練習をしましたが、ゆっくりでしたのでなんとか
     吹けましたが、次のExercise が大変でした。前回もこのExerciseを
     したのですが、2オクターブ高いド、ド・シャープ、レが頻繁に出て
     来るの          ですが、前回は16小節あるうちの4小節を
     ゆっく          り吹くだけでした。それで私は今回は16
     小節をゆっくりと吹くと考えてそのように予習をしていたのですが、
     なんと16小節を♩=100で吹いたのでした。速いテンポに全くついて
     いけず、ただただ赤い顔をして合間にハンカチで顔を拭いていました。
     私が驚いたことに、引き続き2つめのExerciseも練習しました。こちらは
     高音がなく演奏しやすいのですが、まったく練習していなかったので、
     ほとんど吹けませんでした。両方とも次回までにはきっちり吹けるように
     なっておこうと思います。
     Albumは前回と同じ「星に願いを」でしたが、3つのパートを練習した後、
     先生は、「それでは、自分のお好きなパートの挙手をお願いします」と
     言われました。私は当然主旋律しかまともに吹けないのでファーストで
     手を挙げたのですが、他の方々はセカンド、サードを希望され、ファーストは
     私の演奏が怪しくなった時に先生が助けて下さるということになりました。
     かなり怪しいところもあり、もう一度ということになりましたが、どうも上手く
     行きませんでした。こちらも今日は仕上げまでいかないだろうという思い込みが
     あったのですが、もっと練習しておけば良かったと後悔しました。
     阪急烏丸駅の改札口までN師と一緒でしたが、N師はほとんど間違いがなく大きな
     音を出しておられたので、そのことを話すとN師は、「別のクラスの練習で高音ばかり
     を繰り返し吹くことになり、それで高音が大きな音で出すことができるようになった」と
     言われました。N師はテキスト中心でどんどん上達をされているのを見るに付け
     好き勝手に練習してどんどん他の方々に遅れを取っている私のやり方を根本的に
     見直さなければならない時期に来ているのではないかと思いました。話が前後
     しますが、帰りのエレベータの中で他の4人の方々が、今日は高音を出し続けたので、
     ホッペタの辺りが痛いと言われたのですが、私はそのようなことは全くなかったのでした。
     次回のレッスンでは、親指が根本まで入るくらいホッペタがへこむまで吹いてやるぞと
     誓ったものでした。