本日はCHAPTER11に入って2回目のレッスンでしたが、いつも
   隣に座られるN師が少し遅れて来られたため。久しぶりにIさんが
   隣に座られました。以前にも言いましたが、Iさんはとても生徒
   とは思えない技術の持ち主で、本日も、Warming Up G Major
   Scaleの音階練習 2オクターブ高いミの音が3回出て来るExercise 
   そしてAlbumのトップ・オブ・ザ・ワールドといずれも私が舌を
   巻くうまさでした。
   最初に感心したのは、正確な息づかいです。1ヶ月くらい前から
   一つの音を出しながらレジスターキーを押して、12度高い音を
   出すWarming Upをレジスターキーを押さえるまで4拍、そのあと
   8拍ディミヌエンドしていくいくようになったのですが、これが
   本当に難しく、大抵4拍と4拍でひどいときは4拍2拍になったり
   するのです。息が切れてなにもしないと恥ずかしいので私は息を
   継いだりするのですが、Iさんの場合はストップウォッチで計った
   ように見事に4拍8拍で鳴らされるのです。先週もした5度の音の
   上り下がりやミファファ・シャープファミファファ・シャープファミ
   などを早く吹くのはまだ先生がゆっくりしてくださるのでなんとか
   ついて行けました。Iさんはその後のG Major Scaleの音階練習や
   Exerciseも難なく演奏されました。Iさんに比べ自分が余りに下手
   なので、穴があったら入りたい気分になりました。
   Exerciseに入る前にクリーニングスワブで管内の水分を拭き取り
   ましたが、その時に私は先生に尋ねました。トランペットのような
   弱音器はクラリネットにはないのですかと。先生は、製品としては
   ありません。布をベルに入れて音を弱くすることはできますが、
   音程が安定しないので、2オクターブ高いミの音など高音の練習を
   される場合でも、ストレートに音を出して正確に音が出せるように
   して下さいと言われました。
   スワブを通した後は、Albumのトップ・オブ・ザ・ワールドでしたが、
   前回も通して吹いた曲なので、ゆっくりおさらいをした時には問題
   なく吹くことができましたが、そのあと先生は、次回は仕上げでCDの
   BGMに合わせて演奏していただきます。お聴きいただくとわかると
   思いますが、「木星」を吹くような気持ちで吹くのは難しいです。
   軽やかに吹いて下さいと言われました。先生は曲の途中から、33回
   転用のレコードを45回転で聞くようなそんな早さで(ここは私の
   主観ですが)楽々と楽しそうに吹かれました。私はCDを流しながら
   30回くらい吹かないといけないと思いますが、今度の週末はいろ
   いろやらなければならないことがあるので、10回くらいしかでき
   ないと思います。
   帰りはN師と一緒でしたが、最近、N師はお仕事が忙しそうなので、
   身体に気をつけて下さいと言って、阪急烏丸駅の改札口の前で
   別れました。