本日も最初にロングトーンの練習をしました。本日のロングトーンは半音階で
   4拍クレッシェンド、4拍デクレッシェンド(ディミヌエンド)の繰り返しで
   1オクターブ高いドまで上がりました(最初はドでクレッシェンド4拍、息を
   つがずにド・シャープでデクレッシェンド4拍と言う感じで上がって行き、最後は
   1オクターブ高いドでクレッシェンド、デクレッシェンドとなりました)。
   先生がいつも趣向を凝らされてされるので、このロングトーンの練習はレッスンの
   楽しみとなりました。そうして一人で悦に入っていたところ、突然、窮地に
   陥ってしまいました。Warming Up のもうひとつの練習、指をすばやく動かす
   練習ができなかったのです。いつもはみんなで一緒に吹くだけなのですが、今日は
   なぜか、N師と私だけが代表して、ミファファ・シャープファミファファ・シャー
   プファミとファファ・シャープソファ・シャープファファ・シャープソファ・シャ
   ープファをすることになったのでした。N師はこんなのはお茶の子さいさいという
   感じで軽くクリアされたのでしたが、他の練習ばかりしていてこの練習を全然
   しなかった私は目を白黒させて頑張りましたが、練習不足で全く指が動きません
   でした。非常に簡単なことがうまく出来ない私に、温厚な先生も平静でおれない
   様子でしたので、次回はレッスンでする可能性があるところはきっちり練習して
   おこうと思いました。
   次にExerciseに移りましたが、こちらはスローテンポのきれいなメロディーに
   魅惑されて家で何度も練習し、しかもレッスンではさらにゆっくりしたテンポで
   吹いたので、大きな失敗もなく吹くことが出来ました。
   クリーニングスワブを通して管内の水分を拭い取った後、Albumのアイ・ガット・
   リズムに移りました。今日はコーダのところを練習しましょうと先生が言われ、
   サードからコーダのところを先生が指導して行かれました。サードはN師とKさんで
   特に問題なく3回吹かれてOKがでました。セカンドはK2さんがお休みだったため
   Iさんだけで演奏されました。もちろんセカンドも4回吹いただけで終わりました。
   そしてBさんと私がファーストを吹きましたが、頭のところの2オクターブ高いドの
   音が出ないのと、タンギングの切れが悪いのとで10回以上(15回くらいしたの
   ではないでしょうか)その部分を中心に練習しました。以前にも言ったことがある
   のですが、左手の親指で2つのキーを押し、右手は指掛けに親指を掛けるだけ、
   それと口で(上の前歯で)支えながら鳴らさなければならないこの2オクターブ
   高いドの音は私にとってはもっとも高度な技術を要する音のように思えるのです。
   さらに苦手なタンギングをきっちりして下さいと言われたので、あせりました。
   先生は私にアンブシャーがよくないことやお腹に力を入れることが大切と言われ
   ましたが、うまくできずに舞い上がってしまっている私にとっては、さらに
   力が入って一向に前方に灯りが見出せない状態に陥ってしまったのでした。
   それでも、10回ほど繰り返すと何とか演奏できるようになったので、先生は、
   「ファーストの出来次第ですから、頑張って下さい」と言われ、出だしと
   (コーダマークで飛ばして)最後のところを続けて演奏して本日のレッスンは
   終わりました。
   レッスンの中で、中学校のブラスバンドに入り立ての頃は、基礎的なことをするばかりで
   なかなかメロディーを吹かせてもらえない。それでもそれを乗り越えた人は基礎が
   できているから、その後は問題は起らないという話が出ましたが、耳に心地よい
   スローテンポの旋律を吹くことに力を入れて来た私にとっては、穴があったら入り
   たくなるような話でした。