モーツァルト●交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」
 
目下、愛聴盤は、アバドがロンドン交響楽団を指揮したもの。ジュピターで連想するのは、もちろん木星。天文フ

ァンの私としては、ここで天文の話しをしたい。私の住んでいる高槻でも、光害の影響は深刻である。しかし、そ

れにもめげず、ヘール・ボップ彗星が出現した時に、自宅の屋根の上にベランダを作り、タカハシの赤道儀付10

センチの屈折望遠鏡を購入した。夜空が明るいため、星雲・星団等の写真撮影、観測は無理であるが、惑星(金星

・木星・土星等)や月の観測はできる。また、月は、写真撮影もできる。2000年9月には、より暗い夜空を求

めて、鳥取の佐治天文台に出かけた。天文台の102センチの反射望遠鏡でリング状星雲やM13球状星団を見せ

ていただいた。その後、10センチの屈折望遠鏡を借りて、夜中の2時頃まで満天の星を見たりした。将来的には、

佐治天文台に写真撮影用機材を持ち込み、施設をお借りして、ガイド撮影(赤道儀で追尾しながら写真撮影する

こと)で銀河や星雲・星団を撮影したいと思っている。その日は深夜の一時頃に木星(ジュピター)は東の空に出

て来たが、佐治村の暗い夜空では、いつもより明るく、輝いて見えた。ただ、この曲の、ジュピターは全能の神ゼ

ウスのことである。

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