バッハ●ブランデンブルク協奏曲
第1番から第6番まであり、第5番が最も有名であるが、、第1番がその次によく聴かれるのではないだろうか。
私は、トランペットの活躍する第2番、フルートの活躍する第4番、ヴィオラの活躍する第6番の方が好きだ。以
前、パイヤール盤をよく聴いていたが、このレコードで、モーリス・アンドレという、凄いトランペット奏者を知
った。ハイドンやフンメルのトランペット協奏曲の演奏でも有名であるが、私がよく聴くレコードは、一つはオペ
ラのアリアをトランペット独奏用に編曲したもの、もう一つはオルガンと共演した小品集である。前者は、日本の
タイトルを『超超絶トランペット』と名付けられ、ジャケットは、アンドレの演奏するトランペットからソプラノ
歌手が現われ歌いだすといった感じのイラストであった。内容もモーツアルトの「魔笛」の夜の女王のアリアやビ
ゼーの「真珠とり」のアリア等をオーケストラをバックに、アンドレがトランペットを吹きまくるといったもので、
今でも聴くたびに、新鮮な感動を与えてくれる。もう一つの、オルガンのジェーン=パーカー・スミスと共演した
小品集も一聴の価値のあるレコードである。愛聴盤は、バウムガルトナー指揮ルツェルン音楽祭弦楽合奏団の旧盤
である。