チャイコフスキー●ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
 
東京に出かける時には、私は必ずお茶の水のディスク・ユニオンに行く。驚異の価格で、名盤が入手できることが

あるからだ。チャイコフスキー、ヴァイオリン協奏曲のオークレール盤もここで手に入れた。以前、NHK‐FM

の黒田恭一氏の番組で、オークレールの特集をしていて、このチャイコフスキー、ヴァイオリン協奏曲のすばらし

さに圧倒された。特に気に入ったのは、ヴァイオリンの音色が特段に美しいことである。その時は、携帯ラジオで

片耳にイヤホンを入れて聴いていたのだが、目を閉じると、目の前にヴァイオリンがあるかのごとく鳴った。この

レコードを長年探してきたが、盤質Aで数万円以上するのが普通であった。購入したレコードは、多分、ジャケッ

トもきれいだから、1960〜70年代に再発されたレコードだと思うが、安くで買えたし、音質もよく満足して

いる。ご多分に漏れず、私もコーヒーのCMで江藤俊哉氏の演奏に魅せられ、この曲を聴くようになった。特に、

コマーシャルで何度も聴いた箇所は、今でも、作業の手を止めてじっと聴き入るのである。

 

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