第20回 不朽の名盤 セラフィンのボエーム

            曲    目

プッチーニ  歌劇「ボエーム」 全曲
    トゥリオ・セラフィン指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団 同合唱団
      レナータ・テバルディ(ソプラノ) ミミ
      カルロ・ベルゴンツィ(テノール) ロドルフォ
      ジャンナ・タンジェロ(ソプラノ) ムゼッタ
      エットーレ・バスティアニーニ(バリトン) マルチェルロ
      チェーザレ・シエピ(バス) コルリーネ
      レナート・チェーザリ(バス) ショナール
      フェルナンド・コレナ(バス) ブノワ、アルチンドロ
      ピエロ・デ・パルマ(テノール) パルピニョール    他
       英 DECCA SXL2170〜1(1959年録音)

あらすじ
詩人のロドルフォは、仲間たち(画家のマルチェルロ、哲学者のコルリーネ、音楽家のショナール)共にクリスマス・イヴの夜を楽しもうとラテン区に繰り出すことになる。出掛ける前にロドルフォが部屋に残り仕事をしていると、お針子のミミが火を下さいと部屋を訪ねて来る。ふとしたことをきっかけとしてふたりは心を通わせ、ロドルフォの仲間たちと共にパリの繁華街に出掛けることになる。

カフェに行き食事を楽しんでいるとマルチェルロの元恋人ではあるが多情のムゼッタが金持ちのアルチンドロと共にやって来る。ロドルフォ、マルチェルロたちに気付いたムゼッタは、アルチンドロに靴の修理を依頼しマルチェルロたちに加わる。6人の男女は楽しい夜を過ごし、支払はアルチンドロに任せて帰宅する。

その後ロドルフォはミミとマルチェルロはムゼッタと楽しい日々を過ごしていたが、ロドルフォはミミの病気が重く自分と暮らしていては助からないと考えていることをマルチェルロに打ち明ける。それを立ち聞きしたミミは、ロドルフォから離れて行く。またマルチェルロは、ムゼッタの奔放な性格に困惑し別れる。

しかししばらくしてミミが瀕死の状況であることを知ったムゼッタは、ミミを連れてロドルフォの元へと向かう。ふたりは再会するが、それもわずかの時間しかふたりには与えられず、ミミは消え入るように事切れてしまう。最初ロドルフォは最愛の人が亡くなったことに気付かなかったがやがて気付き、大きな悲しみの余り恋人の名前を叫びながら号泣する。


   2007年3月18日(日) 午後1時00分より
   名曲喫茶 ヴィオロン にて   入場料無料 飲み物代350円
     杉並区阿佐ヶ谷北2−9−5  TEL 03−3336−6414