プチ小説「いちびりのおっさんのぷち話 5月と6月は忙しくなりそう編」

わしはちいこい頃ガリガリで神経質で人見知りをする子やったから、両親は無事成人するやろかと心配しとった。そやけど健康に育って、高校生までは学校を休んだ記憶はない。もちろん入院もしたことないんやが、父親は自転車の飲酒運転で事故を起こして、母親は盲腸(虫垂炎)の手術で病院に入院したことがある。入院言うたら、最近、船場のお母さんが大腸に穴が開いて緊急手術になって、大学病院で緊急手術をして、その後リハビリのため摂津ひかり病院に転院して、さらに機能回復のため老健ひかりでリハビリに励まはったみたいや。そうして4月22日に退所出来た。かかりつけ医が勤務する富田町病院でも引き続き診てもらえるようやし、デイサービスもケアマネも訪問看護もうまくいきそうやと船場は言うとった。あいつ、いろいろな手続きなんかもあったし昨年12月11日からはお母さんのことで頭が一杯みたいやったが、ゴールデンウィーク明けくらいからは元の生活に戻れそうやと言うとった。それでもあいつ、いつもゴールデンウィークの頃に遠出をしたりするんやが、それは我慢するちゅーとった。5月と6月はホンマ忙しくなりそうですわちゅーとったから、詳しいこと訊いてみたろ。おーい、船場ーっ、おるかーっ。はいはい、にいさん、母親のこといろいろ気遣っていただいてありがとうございます。お陰さんで、母親に笑顔が戻りました。いろんなことも自分で頑張ると言ってくれたんで、母校立命館大学の図書館に行ったり、一泊で東京や観光地にも行くことが出来そうです。自分でストーマケア頑張ると言ってくれたので、引き続きかかりつけ医も見てくれることになりました。体重が10キロ減って膝への負担がなくなり、食事に気を付ける、睡眠をきちんと取ると言っているので、現在87才ですが、長生きしてくれそうです。これからも母親を支えていこうと思っています。そうか、これからも頑張り。ところであんたの方はどうすんの。ぼくは5月と6月が忙しくなりそうなので、7月以降のことは今のところ全然考えられません。5月14日にクラリネットを習っている谷上先生のライヴが奈良であるので、それに行こうと思っていますが、私の方も6月24日に発表会があります。進捗具合はどうなんや。先生が伴奏して下さって頑張っているのですが、なかなか伴奏に合わせることが難しいです。特に出だしと間奏のところは頑張らないといい演奏が出来ないでしょう。6月13日にピアノ伴奏をしてくださる先生と音合わせをして6月20日のレッスンで最終的な仕上げをするのですが、音合わせまでにどれだけ練習して合わせられるようになっているかが問題になります。6月4日に久しぶりのLPレコードコンサートがあるので、5月の中旬頃から特訓する(火曜日のレッスン日以外にスタジオを借りて練習する)ことが必要でしょう。6月末に懸賞小説の応募締め切りがあるんやろ。そうです、4月に友人に目を通してもらったところ、最初のところが物足りないがわりといい感じと言われたので、5月上旬までに見直してもう一度友人に見てもらおうと思っています。原稿をそのまま出せばいいのではなく、要式に合わせて原稿を出さねばなりません。てにをは、誤字脱字がないかの点検をして5月中には出版に送付しようと思っています。まあ、7月以降のことは落ち着いてから考えたらええと思うけど、せっかくケンコースカイメモを購入したんやから、ほしの国で使い方を教わらんとあかんと思う。ほんでー、やっぱり健康のためには9月までに武奈ヶ岳(比良山最高峰)に登らんとあかん。ほんでー、10月のディケンズ・フェロウシップ秋季総会に出席したらええと思うよ。そうですね、精一杯頑張りますよ。