「心に残るラジオ番組の局アナなど」(これはプチ小説ではありません)

3月31日のNHKラジオ第1放送のマイあさというラジオ番組で畠山アナがマイあさ土日担当は本日が最後で4月からはラジオ深夜便の第1木曜日の担当をされることを聞いた。3年担当されたと言われていたが、土日担当なので300回余りあった聞く機会のどれだけの時間を聞いたかはわからない。でも朝の5時から6時半までの間に聞いただけだったが、テレビで馴染んでいた声ということもあって畠山さんの放送は印象に残った。
私は中学生の頃からのラジオファンで50年余り深夜放送、お昼の番組、早朝放送といろいろなラジオ放送を聴いてきたこともあり、畠山アナのような異動の話とか、番組がなくなる(らじらーという番組がなくなると昨日(3/30)の午後10時45分頃パーソナリティーが言っていた)という話を聞くと昔よく聴いた番組の局アナやタレントさんの声が頭の中を駆け巡る。前から一度整理したいと思っていたので、当時のことを思い出しながらちょっと記載してみたい。ただ長い間楽しませてもらった、笑福亭仁鶴さん、笑福亭鶴光さん、諸口あきらさん、高石ともやさんについてはまたいつか詳述する機会があると思うのでその時に紹介したい。それから昨日の放送で4月から「GOGOリクエスト」は日曜日午後3時から4時55分までの録音の放送に変わると言われた、KBS京都放送の御大山崎弘士アナ(実際は元アナのようだが50年以上前から私にとってはGOGO電リクの山崎アナなので元アナではしっくり来ない)についても機会があればじっくりと書いてみたい。
そう考えて最初に思い浮かぶのは、ナショナルのワールドボーイを購入して深夜放送を聴き始めて最初にのめり込んだ番組ということになる。テーマ曲が懐かしい、「ABCヤングリクエスト」(ヤンリク)で中でも局アナの金木アナ、乾アナ、道上アナ、長沢アナと荻野恵子さん(美声に憧れてどんなお顔か知りたくなり、中学2年生の時にラジオ大阪(OBC)の公開番組「バンザイ歌謡曲」を見る(?)ために高石市にある羽衣スタジオを訪ねたことがある)と藤田千代美さん(今も現役の劇団員ようだが、土曜日の深夜に民話を語るコーナーがあって、何度か聞いたことがある)は心に残る。中でも一番よく聞いたのは、金木アナと石川千加子さんの日曜深夜の放送だったが、1974年4月に中学3年生となったため、ヤンリクとOBCの「バチョンと行こう」(仁鶴さんと浜村淳さんの日は何度か聞いた)を聞くのをやめて受験勉強に専念することになった(今思い出してみると、中学生の時に夢中になって深夜放送を聞いたのは1973年10月から1974年3月と思われる)。高校生になるとヤンリクは余り聞かなくなり、近畿放送(当時)の「日本列島ズバリリクエスト」(月火 尾崎千秋さん 水木 高石ともやさんとナターシャセブン 土日 諸口あきらさん)を主に聞いてたまに毎日放送(MBS)ヤングタウン(ヤンタン)を聞いたが、名前を聞いて当時が懐かしくなるアナウンサーはこの頃はいない。当時の関西では落語家や漫才師それからフォークシンガーがラジオでも活躍するようになり、局アナがラジオの番組で活躍することはほとんどなくなったと思う。そういう状況だったが、私はバラエティーに富んだ深夜放送の虜となり、勉強は疎かになってしまった。
高校時代の反省から高校卒業後はラジオの深夜放送はほとんど聞かなっくなった。大雑把に言うと20年程前にラジオ深夜便のリスナー(ほとんど聞くのは午前4時から)になるまではそれから20年余り深夜放送を聞くことはなく、ラジオを聞くのは朝から夕方になった。と言うのはクラシック、ジャズなどのレコードのコレクターになった私は暇があったらアナログレコードを聞いていたから。詳しい説明は控えるが、仕事の都合で1999年7月から2002年3月まで午前中にラジオを聞くことが出来るようになり、名古屋市にある中部日本放送の「つボイノリオの聞けば聞くほど」を愛聴するようになった。たまたま異動の内示があって失意の中、ラジオを聞きながら伊吹山登山をしていたが、この下ネタ満載の番組を山道を登りながら、時には大声で笑ながら3時間聞くと、意気消沈していた自分が別人のように思え明日への活力が湧いて来たのだった。大学生の頃にKBS京都でつボイノリオさんは活躍(「ハイヤング京都」)しておりその面白さ、楽しさ(凄さ)は聞いていたが、実感したのはこの時が初めてだった。その後の暗い生活(といっても同じ職場で働いていたが)を明るくしてくれたのはこの番組で、つボイノリオさんには感謝している。もしこの番組を聞かなかったら、どうなっていたかと思うと...いつかつボイノリオに会うことがあったら、あなたのお陰で私は救われたんですと伝えたい。今のようにネットラジオで聞けない時代に名古屋市の放送が大阪で聞けるのかと疑問を持たれる方がいるかもしれないが、性能の良いラジオなら聞くことはできる。ただ電車の中や内蔵アンテナの方角がしばしば変わると無理なので、そういう遠隔地の放送を聞く場合は電波の干渉を受けない場所にラジオを置いて聞くことをお勧めしたい。繰り返しになるが、それから2年10ヶ月は職場の環境が変わり苦しい時期だったが、つボイノリオさんの尽きることのない下ネタギャグのお陰で、今考えると信じがたいことだが暗くならずに過ごすことが出来た。本当にありがとうございました。
ラジオ深夜便は創始期の宇田川清江アナの頃から聞いているが、深夜からの放送は聞かなくなったので早朝と目が覚めた時にだけ聞いている。過去に出演されたアナウンサーでは明石勇アナ、松本一路アナ、遠藤ふき子アナなどが印象に残っている。
中学2年生の秋の午後11時前にラジオを合わせた時のようなときめきは今はなくなったが、荻野恵子さんのような明るい声やつボイノリオさんのような心の底から笑えるような内容の番組を聞けないかと少し期待してラジオを聞いている。でもNHKの深夜放送だけを聞いていたのでは落ち着いた羽目を外さないNHKの放送だから、心の底から笑えるような話を聞いたり、心を時めかすような女子アナまたはタレントの声は聞けないかもしれない。でもゼロではないだろうから、これからもラジオを聞き続けたい。