モーツァルト クラリネット協奏曲の名盤

クラリネットを習い始めて17年余り、モーツァルトのクラリネット協奏曲を聴き始めて47年余りになる私は今までにたくさんのこの曲のレコード、CDを聞いて来た。最初に好きになったのは、レオポルド・ウラッハであると言いたいところだが、初めてこの協奏曲に興味を持ったのは独奏がジャン=ピエール・ランパルのフルートとリリー・ラスキーヌのハープのモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲のB面のクラリネット協奏曲を演奏したジャック・ランスロでだった。と言ってもフルートとハープのための協奏曲ばかり聞いていたので、この曲が聞きたくて聞いていたとは言えないかもしれない。その時はクラリネットって温かい音色だなと思っただけかもしれない。モーツァルトのクラリネット協奏曲をじっくり聞くようになったのはウラッハの演奏を聞いてからだが、ウラッハの演奏は協奏曲より五重奏曲の方が好きで五重奏曲の方をよく聞いた。では協奏曲は誰かと言うことだが、ブラームスのクラリネット・ソナタ第1番、第2番で好きになったカール・ライスター(ピアノ ゲルハルト・オピッツ)のモーツァルトのクラリネット協奏曲のレコードはよく聞いた。ヘルベルト・フオン・カラヤン指揮ベルリン・フィルとの共演なので、全盛期のクラリネット奏者が最高のオーケストラの共演ということではこれ以上望めない。しかしクラリネットの楽器の音色が素晴らしくオーケストラの音色とうまく溶け合っているかと考えるとそれがいいとは限らないと考えるようになった。それでジェルヴァース・ド・ペイエ(コリンズ指揮とマーク指揮)、アルフレート・プリンツ(ベーム指揮とミュンヒンガー指揮)、ディータ・クレッカー(ハウシルト指揮)なども聞いたが、今一番気に入っているのは、ド・ペイエがコリンズ指揮ロンドン交響楽団と共演したDECCAの10インチ盤である。ド・ペイエは後にマーク指揮ロンドン交響楽団と共演しているが、上手さではマーク指揮が上だが若々しい颯爽としたクラリネットの音色が聞けるコリンズ盤の方が私のお勧めである。

 ジェルヴァース・ド・ペイエ (クラリネット) アンソニー・コリンズ指揮ロンドン交響楽団 モーツァルトのクラリネット協奏曲第1楽章

 ジェルヴァース・ド・ペイエ (クラリネット) アンソニー・コリンズ指揮ロンドン交響楽団 モーツァルトのクラリネット協奏曲第2楽章

 ジェルヴァース・ド・ペイエ (クラリネット) アンソニー・コリンズ指揮ロンドン交響楽団 モーツァルトのクラリネット協奏曲第3楽章