プチ小説「たこちゃんの真夏」

ミッドサマー ホッホゾンマー プレノ ヴェラノ というのは真夏のことだけど、この夏の暑さは昨年以上で外を歩いていて気が遠くなることが何度もあった。大学図書館に行くために最寄りの(と言っても家から20分以上かかる)の駅までの行き帰りはもちろん、町内会の用事で10分程歩いた時もそうなった。それからぼくが住んでいる大阪北部は梅雨が明けてから最低気温が28度以上の日が多くて今年の夏のうちに最低気温が30度以上になるかもしれない。今年から最高気温が40度以上になると酷暑日と呼ぶことになったが、今日熊谷市で40度以上になると予想されている。となると最低気温30度以上の夜の名称も考えないといけない。ぼくは熱帯より暑いところが世界にあるのか知らないから人工的に作られたものの中から選ぶしかないと思っている。サウナ風呂の夜とか温泉夜とか砂風呂夜とかしか思いつかない。そうして数年したら最高気温40度以上が当たり前になって最高気温45度以上の日を何と言うか決めなくてはならなくなるかもしれない。そうなるともっと酷いということになるから、激暑日とか甚署日とかものすご暑日とか呼ぶのかと思う。そうなると最低気温が35度以上の日が度々あるようになると思うからその名称を決めないと行けないが・・・。考えるだけで暑くなるし切りがないからこれくらいにしておくけど、どこかで画期的な発明がされないと夏の気温は限りなく上昇すると思う。阪神淡路大震災が起こる頃までは33度がひと夏に2、3回ある程度で後は28~30度くらいだったと思う。山形市の40.8度の最高気温は1933年から74年間破られなかったから、40度以上の気温がたまに記録されるようになるのは2007年からということになるが、今年は大阪や東京都心でも最高気温40度以上が記録されるのではと恐れている。駅前で客待ちをしているスキンヘッドのタクシー運転手はもう75才にはなっているけど直射日光が当たっても平気なようだ。それでもここまで暑いと堪えるんじゃないかと思う。猛暑の対策をどうしているのだろうか。そこにいるから訊いてみよう。こんにちは。オウ ブエノスディアス テンゴ ムチョ カロール そうですよね、今の時期はそれがあいさつ代わりですよね。そうなんよ、わしもええとしやし夏はこたえる。特に去年と今年は普通の夏とはちゃう。でも鼻田さんはスキンヘッドだから、多少はマシなんじゃないですか。そんなことないよ、そう思うんやったら、船場はんも残り少しの毛をきれいに切ってツルツルにしはったらええねん。汗が天辺から流れ落ちるから、夏はあまりすきやないねん。そうですか、でも海水浴とか夏のレジャーはお好きでしょ。わしは高校を卒業してから海にもプールにも行ってない。じゃあ、山に行くんですね。まさか、船場はんのように槍・穂高登山どころか、金剛山にも登ったことがない。秋になったら、京都の名所に行くことはあるけど海や山には行かない。外国でもここ数年の猛暑は凄いみたいで、フランスでもエアコンがないと夏を過ごすことができなくなっているみたいや。わしや船場はんは100才まで生きられるとしても20~30年ほどやでも若い人はそういうわけにいかん。夏にはスポーツどころか長時間外で過ごすことが命がけになっとる。夏のスポーツの競技時間を短くしようとしているけど、あれはジャッジする人たちが大変やからやと思う。野球の審判員の人たちはベンチで休むわけに行かん。ずっとフィールドに立ったままや。9回2時間ほどで終わるんやったらええけど、猛暑日に延長戦で4時間以上となると表裏別の審判がして選手と同じように休むようにせんと身体がもたないと思うわ。鼻田さんが言われる通りだと思いますが、そんなたくさんの審判員を集めるのは大変ですし人件費や公平性の問題が出て来るかもしれないので変更は無理だと思います。他のスポーツ大会との兼ね合いがあると思いますが、夏の甲子園を続けるなら、10月以降にしないと難しいとぼくは思います。船場はんが言うことはもっともなことやけど、現状を変えるためには相当なことが起こらんとあかんと思う。それより船場はんも最近うさぎとびとかリヤカーごっこしとらんやろ。わしもしとらんから、久しぶりにせーへんか。でもぼくは最近太鼓腹になってしまったんで、リヤカーではなく草刈り機のようになっています。でもうさぎとびはできるやろ。すぐに膝がガクガクになりますが少しくらいなら。そうかほたらきょうはちょびっとだけして、また近くやろう。忘れんうちに来るんやで。わかりました。