プチ小説「クラシック音楽の四方山話 宇宙人編 122」

8月は福居が通う大学図書館は午前9時から開館している日が少なく(福居は午前10時から開館の日は大学図書館に行かない)猛暑のためクラリネットのレッスンを1ヶ月を休みにしたため、福居は外に出ることがほとんどない。8月8日の茨木辯天花火大会と8月16日の京都五山の送り火くらいである。今夜は五山の送り火があるので買物に行って母親に夕食を持って行こうと思い、久しぶりに平和堂に行くために午後3時に家を出た。タンポポ公園、コミュニティセンターを通り過ぎて小学校の横を歩いているとM29800星雲からやって来た宇宙人が近寄って来た。
「コノマエハオツカレサンデシタ。エエシャシントレタカ」
「ええ、久しぶりに思う存分写真を写すことが出来ました。早速ホームページに掲載しましたが、掲載したい写真がたくさんあったので全部掲載するのに三日掛りました。毎年こうだといいのですが」
「ドンナノガイイノ」
「まず天気が良くなくては。昨年のように撮影に出ようとすると雨が降り出したのではどうしようもありません。仮に花火大会があったとしても、落ち着いて撮られないしカメラが壊れないかも心配です。それから気候に関して言えば、少し涼しかったので汗を気にしながらでなく落ち着いて撮影できました」
「ワシモオナジトコロニイタケド、ハナビガヨクミエテヨカッタネ」
「今までぼくは会場近くの開けたところを探したのですが、今回は少し離れてもいいから落ち着いて撮影できるところを探しました」
「6ガツニサラクラヤマデヤケイヲトッタトキニサンキャクノネジガナクナッテクロウシタンヤネ。ネジハミツカッタンカ」
「ええ、でもあの時は仕方なくASA2500にして素粒子の夜景を撮りましたが、それも限界を感じて午後8時前に帰途につきました。かなり寒かったので、もう少し粘っていたら風邪をひいていたかもしれません」
「ヨルノサツエイハサンキャクトレリーズハヒッスヤネ」
「そうですね。でも大型三脚が必要な時はやっかいです。場所を確保しないといけないですし」
「オオガタサンキャクハドンナトキニツカウノ」
「ライカM9に純正の交換レンズを付け替えての撮影なら小型三脚だけで充分ですが、ニコンD90を使ったり、M9でもK&Fのアダプターを使ってズイコーの200ミリやズームレンズで撮影する時は大型三脚でないと撮影できないです」
「M9ハヤカンデモテキセイロシュツデサテエイデキルカラエエネ」
「その通りです。だから花火、五山送り火の他にも三脚と繋げて夜の景色を撮りたいのですが、無闇に撮影していると怪しまれる恐れがあるのでそれは避けたいですね」
「コンバンノサツエイモウマクイクヨウイノッテイマス。トコロデアチコチデハナビタイカイヤットルケドホカニハイカンノカ」
「長年淀川花火大会を撮影しましたが、もっと早く見切っていたら他のいいところが見つかったかもしれません。とにかく人が多いのでロケーションできません。それにタダ見は許されないみたいで塀が立てられて見られなくなりました。琵琶湖の花火大会は帰りが大変と聞きます。それで行ったことはありません。近くでは枚方でも開催されますが、今のところ行く気はないです」
「マア、アンタガ50ダイゼンハンヤッタラアタラシイボウケンモエエヤロケド。イバラキベンテンハナビタイカイガキニイッタンヤッタラツヅケタラエエガナ」
「そうします。でも体力は少し落ちましたが、頭は以前と変わりません。写真だけでなくクラリネットも小説もしばらく頑張ろうと思っています」
「ヤマノボリハムリヤロケドホカハダイジョウブミタイヤカラ、セッセイシテガンバリナハレ」
M29800星雲からやって来た宇宙人がお盆休みで人が誰もいない運動場に宇宙船をやって来させると、ホタラゲンキデナと言って宇宙船に乗り込んだ。