プチ小説「たこちゃんのグルメ・リポート1」
ぼく、たこちゃん。美味しい食べ物に目がない50代のおじさんなんだ。目がない食べ物は、餃子、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、うどん、そば、中華そばなどで、どちらかと言うとソースやだしのうまさに魅かれて、食することが多い。情報源は新聞なんだけど、2018年10月27日の日本経済新聞のプラス1の何でもランキングの3位に京都市のミスター・ギョーザが載っていて、さらにインターネットで調べてみると、「関西一うまい餃子」と出ていたので、早速、訪ねて行くことにしたんだ。ぼくの住む高槻市南部からだとJR京都駅に出て、九条病院近くのその店を目指すことになるんだけど、市バスや近鉄線に乗るのも煩わしかったので、徒歩で行くことにしたんだ。八条通りを西に行き、新千本通りを南に行ったんだけど、35分もかかってしまった(午後2時25分)。おかげで12時ごろに食べた幕の内弁当も消化され、ちょっと空腹感があるような感じになった。午後2時を大分過ぎていたけど、順番待ちのお客さんが10人ほどいて、10分程待って席に着くことができた。私の席は入口のそばの0番の席で、入ってすぐはそこの様子を見ていた。店主らしい50代くらいのおじさんは、わたしの小説に登場するスキンヘッドのタクシー運転手のような顔(モデルがおられます)で愛想のよい京都弁のおじさんだった。その横で奥さんらしい人が、持ち帰りの販売とレジを担当していた。持ち帰りの客は途切れなく来ていて、10人前を注文する人も中にはいた。店内に座席は20あり、テーブル席とカウンターがあった。ビール、チューハイのアルコール類も置かれていたが、私は味噌ラーメンと餃子2人前を注文した。ライスの大、中、小もあるので、ライス中と餃子3人前というのも考えたが、餃子が王将の餃子と同じくらいの大きさがあるので、2人前にした。他に当店特製きゅうりのマル漬けも食べたかったが、今回は我慢した。レジの向こう側には大きな餃子を焼く鉄板があり、大量に焼くので、お客さんを余り待たすということがないようだった。味噌ラーメンを食べているとすぐに餃子が出来上がり、早速食してみた。関西には、王将チェーンというのがあり、私はそれで、十分満足しているのだが、味としては同じような味で、漬け汁も同じような味だった。ただ脂分が少ないので、もう少し入るような気がした。価格もこの店の方が少し安いので、近所に住む餃子好きの人は迷わず、こちらを選択するだろう。行列ができるとサイトに書かれていたので、宇都宮の有名餃子店のように2時間程も待つかもと思っていたが、午後2時を過ぎていたこともあり、10分程で済んだ。帰ってからもう一度食べたかったので、持ち帰りを2人前注文して持って帰った。よく狙った獲物のためには、2、3時間平気で並べる人もおられるようだが、ぼくはそんな根性はないので、みなさんの願望を叶えられないことも屡々あるかと思いますが、よろしければ、これからもお付き合いください。