ぼく、たこちゃん。美味しい食べ物に目がない５０代のおじさんなんだ。初回の時に、だしのうまさに魅かれて、食することが多いって書いたけど、だし汁に魅かれて、食べまくったというのにラーメンがある（３０代半ばから５０才くらいまで週に２回はだし汁まできれいに掬い取り完食していた）。でもこのラーメンというのはコントロール（例えば、だし汁はほとんど飲まない。週に１回程度にするなど）をして食べないと尿酸値は上がるし痛風発作は度々出るしということがあるので、最近はほとんど食べなくなった（ぼくの場合だけなのかもしれないけど、ほとんど食べなくなってからは痛風発作はほとんど出なくなった）。それでも２つのお店だけは、欲望を断ち難く、今後も機会があれば店に入ると思うんだ。ひとつは、神戸にある「らぁめんたろう」なんだけど、ぼくはいつも三宮店に行く。この店に行く本当の目的はラーメンを食べるためではない。キムチ（食べ放題 食べ過ぎに注意）をご飯に乗っけて食べることなんだ。それでも１９０円のご飯を注文して、食べ放題のキムチを食べるというわけにいかないから、たろちゃんらぁめんとご飯を注文する。まずご飯が入った茶碗を手に取り、カウンターの上に置いてある高さ２０センチくらいのステンレス容器の蓋を開けて、キムチをどばっと取り出し、ご飯の上に乗っけて大きな口を開けて、キムチとご飯を一緒に食べる。あー、うまい。また来よう。いつもこうして、３口ほど食べたところで、たろちゃんらぁめんを食べる。キムチはラーメンにもよく合うが、ご飯の方がずっと相性がいい。で、そのキムチの味だが、すっぱさ、辛さももちろんあるがそれは控えめで、かつおだしのうまみ（カツオの佃煮のような味がする）が決め手になっているような気がする（憶測に過ぎません。カツオは入っていないかもしれません）。もちろんキムチも食べ過ぎると（僕の場合）直腸に影響が出てくるので、ステンレス容器を横目で見ながら、店を後にしている。先日、ディケンズ・フェロウシップが神戸で開催され、ある大学の先生から明日、神戸見物をするけど、どこかいいとこないかなと尋ねられ、ぼくは、異人館もいいですが、その手前にある、らぁめんたろうに行ってください。キムチがとても美味しいですからと言ったら、私はキムチは食べないんだと言われましたが、ぼくの場合、神戸と言えば、らぁめんたろうのキムチなのです。
それからもうひとつは、ラーメンをやめようと決心してから３年ほどラーメンを食べなかったんだけど、ある日、彦根でしょうゆだしの野菜ちゃんぽんの写真を店頭で見たんだった。野菜がたくさん入っていて、とんこつのような白濁ではなく、ブイヨンベースのしょうゆ味だったのでヘルシーだと思って、お店に入り野菜ちゃんぽんを注文したんだ。野菜（キャベツ、ネギ、ニンジン、キクラゲ）が大量に入っていて、だし汁も美味しいので、汁を飲み干しそうになったが、半分くらいで我慢したんだった。それから５年ほど経過したけど、先日、ひこにゃんを見るために彦根を訪れた。残念ながら、午後からのショーも終わっていたけれど、野菜ちゃんぽんはしっかりと食べた。５年ほど前に訪れた時以降にお店を改装したみたいで、きれいになっていたが、味は変わらず美味しかった。琵琶湖に映る夕日もきれいだったし、その後、商店街のおもちゃ屋さんでボードゲームのカロムを購入したから、彦根を訪れることが多くなるかもしれない。