プチ小説「たこちゃんのグルメ・リポート17」

ぼく、たこちゃん。美味しい食べ物に目がない50代のおじさんなんだ。料理には大雑把に分けて、日本料理、西洋料理、中華料理と分けることができるけど、栄養があるものを食べたいと思ったら、ぼくはいつも中華料理を食べる。餃子、ニラレバ炒め、焼きそば、麻婆豆腐、チンジャオロース、回鍋肉、ジンギスカン、中華丼、チャーハン、豚キムチ、天津飯など王将や珉珉で食べる。というのも日本料理はスタミナやボリューム感というのが考えにくく、西洋料理と言えば、ステーキが思い浮かぶが、こちらはお金がかかるということで見送ってしまう。ぼくが週末、仕事を終えて、空腹感が強い時に、王将や珉珉に行ってしまうのは、こういうところに原因がある。また味付けも関西人向けというか、あまり辛すぎたりしないので、飽きが来ないのかもしれない。以前、ぼくは日曜日の朝に吹田市内にあるSTUDIO YOUでクラリネットの練習を2時間して、帰りにJR吹田駅の駅ビル地下にある珉珉で昼食にジンギスカン定食と餃子を食べることがよくあった。これだけで充分満腹感が得られるからだが、珉珉ではいつも同じものを食べていた。ある日、小腹が減ったので、午後3時半頃だったが、珉珉に入り中華丼を食べたら、とても美味しかった。店によっては、ウズラの卵やイカが入っていたりするけれど、ここでは、白菜、タマネギ、ニンジン、タケノコ、シイタケ、キクラゲ、エビが入っていた。ネギが大好きなぼくにはひとつ物足りない気がしたけど、だしがとても美味しくて、一気に食べてしまった。いつか中華丼とジンギスカンと餃子を一緒に食べようと思っていたら、昨日、仕事が遅くまでかかり、いつも以上の空腹感があったので、珉珉に直行した。話は変わるが、ぼくの丼のランキングの1位は断トツで他人丼なのだが、これには訳がある。父親が唯一ぼくたちのために作ってくれた料理として記憶に残っているからだ(その時母親が盲腸で入院していた)。他にも食べさせてもらったのかもしれないが、残念ながら記憶に残っていない。その時の味の記憶を原点にして、理想の味を追い求めるようになったのが、不動のランキング1位となった理由かもしれない。和風の丼では、玉子丼やきつね丼も好きだが、カツ丼はそれ以上に好きだ。ぼくの場合、昼食を取るために大衆食堂(日本食レストラン)に入ったら、タヌキそば(甘辛く味付けをしたうす揚げが乗ったそば)と他人丼が第一選択なんだ。