プチ小説「PCはえ~よ」

新型コロナウイルスの蔓延で、外出制限が続いている。休みの日に大阪梅田近辺や京都市内をぶらぶらするのが大きな楽しみのぼくにとって今のような状況は決して好ましいものではないが、自分のホームページ作成に今まで以上にたくさんの注力ができたのは良かったと思う。だけどそもそもぼくがこれほどまでパソコンにのめり込むことになる切っ掛けは、なんだったんだろう。ぼくは時流に遅れまいと、富士通のFMnew7やNECの8801MRを大枚はたいて購入したことがある。普通の人ならそれを使い込むためにパソコン教室に通ったり、マニュアル本で勉強したりするのだが、ぼくの場合は詳しく言わないが遊んでばかりいて、基本的な操作を覚えようとしなかった。やがてwindousの時代となり、ワープロの操作を行き当たりばったりでやっていたぼくは、wordとexcelの操作の基本がわからず行き詰ってしまった。なんとかこれらの操作が出来るようになったのはそれから3年ほど経過してからだった。仕事が忙しくて、パソコン教室に行けなかったが、親切にも手取り足取り、wordを教えてくれる同僚がいて助かった。その人には本当に感謝している。その人は前の職場でSEをされていたので、画像処理やホームページ作成にも詳しかった。ただ私のパソコンがMacで、その人はwindowsのパソコンのユーザーだったので、その人の説明を参考にして、自分で消化してからパソコン操作をするという日々が続いた。当時はデジタルカメラではなく、ライカM6を使っていたので、カメラ屋でプリントしたものをスキャナー取り込みしてJpeg圧縮をしてパソコンに取り込んでいた。Jpeg圧縮をすると画像の容量が少なくなり、当時容量の制限があったホームページに適した画像にすることができた。その方がホームページビルダーで自分のホームページをしていたので、windowsのパソコンを購入すればよかったが、愛着のあるMacでホームページを作成したかったので、DreamWeaverというホームページ作成ソフトを購入した。アップロードもその人に指導していただいたおかげで、無事できた。最初は自分が書いて出版社に持ち込んだ原稿を自分のホームページで見てもらうという目的でスタートしたのだったが、自分で撮った写真や自分で書いた小説もホームページで見てもらいたいと思った私はまたその人の指導を仰ぎ、ホームページの別のところにそれらを掲載することが出来た。他にも50才になってから始めたクラリネットのことや槍・穂高を中心とした山登りのことや拙著の出版に関することを掲載してホームページの更新を楽しんでいたが、ある日突然大変なことが持ち上がった。それはDream Weaverが使えなくなったことで、Macでのホームページ作成を諦めて、windowsのパソコンを購入して、ホームページビルダーで新たにホームページを作らないといけないということになった。ここで大きなヒントを与えてくれたのが、別の同僚の人だったが、その人の話では、OSがMacからwindouwsに変わったからと言って、1からやり直す必要はない。htmlの端子が付いたファイルはwindowsでも同様に扱えて、トップページを新たに作成してそれらを繋げばよいと言われた。実際その通りで、ホームページをホームページビルダー19で作成することは大きな問題が生じずに済んだ。ただ小さな問題が生じた。それは7万円の富士通のwindous7のパソコンを購入して切り替えたため、CPUの処理能力が落ち、多くのページが1回のアップロードではうまく転送できず、サイトに上がらないページをあとでひとつひとつ転送しなければならなかったことなのだが、昨年の年末にwindows7の保証期間が終わるということで、富士通の16万円のwindows10のパソコンに変え、ホームページビルダー21に変えた時にCPUが良いものになり、この問題も解決した。今ではパソコンもコンパクトになり、トップページの画面も少しましになり、まだまだ頑張るぞという気持ちになっている。6月にはクラリネットのレッスンも再開するはずだから、自分でクラリネットを演奏した音楽ファイルやライカM9で写した画像ファイルそれから自作のプチ小説をたくさん掲載して、楽しんでいただこうと考えている。