プチ小説「青春の光 97」

「は、橋本さん、どうかされたのですか」
「田中君、わしらのこの「青春の光」劇場もこれを合わせてあと4回で100となるわけだが...知っとったか」
「何ですか、「知っとったか」って、その言葉を際立たせたりして、まるで昔の吉本のギャグみたいですね」
「そうなんだ、わしもこれからはいろいろギャグを作って楽しんでもらおうと思うんだが、知っとったか」
「でも、そんな短いギャグは無名の芸人さんが使っているかもしれません。大声で「知っとったか」は自分のギャグだなんて主張しない方が賢いのかもしれません」
「ほう、それは「知らんかった」まっ、ギャグの話はこれくらいにして、どうなのかな、この「青春の光」がずっと続いて、プチ小説が千話になる前に100を超えてほしいと思っているんだが」
「残念ながら、それはないようですよ。今日のスペシャルゲストの方から説明してもらいましょう。どうぞ」
「わしがちいこい時は貧乏やったんで、道具がバットしかいらんし、ゴムボールで三角ベース野球をしたもんやった」
「おお、あなたは「いちびりのおっさんのぷち話」のいちびりさんではないですか。今日はまたどのような訳でわれわれの劇場に登場されたのですか」
「実はな、われわれは、スキンヘッドのタクシー運転手たこちゃんこと鼻田さんと同様、船場が創作した人物なんやが、無名のニューフェイスをここまでよう育ててくれたと思っとる。船場がホームページをやんぺにせん限りは、世界中どこでもわしらのことを知ってもらえるのやが、それをわしは有難いことやと思っとる。まあちょびっとだけ世話になっとるわけやな。ほやから、「青春の光」「いちびりのおっさんのぷち話」「たこちゃんシリーズ」の続きは千話を過ぎてからということにして、千話までは船場が喜びそうなことをやったろかと思うんや」
「と言いますと」
「もちろん、『こんにちは、ディケンズ先生』の宣伝やがな。改訂版も合わせて、6冊も出版しよったというのに、どこかの高山植物のようにもしかしたら脚光が浴びられるかもしらんちゅーのに、一向に光があたらんあの小説のことや」
「そうですね、ぼくたちの船場さんへの恩返しがあるとしたら、『こんにちは、ディケンズ先生』の宣伝ということになりますね。でその方法はどうするんです」
「田中君、そら決まっているじゃないか。座談会をするんだよ」
「その通りや。鼻田さんそれから船場にも加わってもらって、第1巻から第4巻について、ああでもない、こうでもないという話をして、楽しく『こんにちは、ディケンズ先生』について知ってもらって、第5巻についてみんなで展望するちゅーのがええんとちゃう」
「そうですね、第5巻について構想するというのは刊行に繋がるかもしれませんね」
「そうするとそれでプチ小説は999となるのだが、1000はどうするのかな」
「橋本はん、そら、やっぱりアニバーサリーなところは管理者の船場弘章に登場してもらって、感謝の気持ちを表して、これからの抱負を語って、千話以降もご愛顧いただくようお願いするのがええと思うんや」
「そうですね、それがいいと思います。それじゃあ、田中君、995からの座談会の内容を簡単に言っておこうか。知っとったか」
「ははは、もちろん、知ってますよ。995から998までは、「座談会『こんにちは、ディケンズ先生』第〇巻について考える」として、999は「座談会『こんにちは、ディケンズ先生』の展望について考える」というタイトルになると聞いています。われわれが楽しく船場さんの小説を紹介して、少しでも販売促進の助けになればいいと考えています」
「まあ、特に第3巻と第4巻は昨年3月に刊行されてから、宣伝の場がほとんどなかったのだから、自己アピールをしっかりしないとね」
「そうやで、船場も最近はすることがなくて、CD漁りばっかりしとるから、創作意欲を湧かせるためにも必要なことやと思うんや。よろしゅうに」
「そう、われわれも楽しくやりましょう」