ベートーヴェン●チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
 
ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタの中で最も優れており、他の作曲家の作品を含めても、最高のチェロ・ソ

ナタと言える作品である。カザルス、フルニエだけでなく、ロストロポーヴィチ、トルトゥリエ、シュタルケル、

デュ=プレ等が、優れたレコードを残している。ただ、音質の良いレコードが入手できないため、今のところ、シ

ャフランとギンスブルグが共演したレコードを聴いている。シャフランは、ロシアの代表的チェリストで、何度か

来日したことがある。私は、このレコードの他に、シューベルトのアルペジオーネ・ソナタ他の入ったレコードを

持っているが、他の作品も聴いてみたい演奏家である。シャフランの演奏は堅実で安心して聴けるが、カザルスの

ような豪快な演奏も聴きたいと思っている。シュタルケルのレコードは、盤質Cランクの外国盤を持っているが、

演奏はすばらしいと思う。フルニエとケンプが共演したレコードを音質の良いもので入手したい。トルトゥリエは、

以前、セットものを購入しよく聴いていたが、あまりに音が悪いので、いつか音の良いレコードを手に入れよう

と誓って、売却してしまった。

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