モーツァルト●弦楽四重奏曲第14番ト長調K387
この曲は、「春」という標題が付けられることがある。「春」を聴いていると、詩を書きたくなった。1. やわら
かなそよ風が春になって吹き始め/今では全ての人々に新鮮な感情を/もたらせている。ああ新しい出会いが/あ
われなこの胸をよみがえらせる/今こそ変化の春だ 何やら、シューベルトの「春の想い」に似てしまったなと思
いつつ、2番を。2. 大地に色とりどりの花が咲き/鳥はうたい、世は日を追うごとに/美しくなっていく。地の
はてに咲く/小さなすみれもそれをもとめる人はいる/いまこそ盛時の春だ またも、似てしまったと思いつつ、
3番を。3. 可憐な花を愛し、にわか雨の時は/軒にのがれる。人生、花がいつもそばに/あるとは限らない。
花を失いたくないならば/春を永久にと 日々努めよう/今こそ永生の春だ 人は、いつまでも若いとは限らない。
本当に、あなたが一人の異性を愛したならば、わき目もふらずにその人を愛せばいい。反社会的でない限り、心
ある人ならば、きっと心を開いてくれるだろう。春は、女性が美しくなる季節である。愛聴盤は、ウィーン・ア
ルバン・ベルク四重奏団。