モーツァルト●歌劇「魔笛」K620
私が卒業した大阪府立春日丘高校に清原先生という音楽の先生がおられ、私が卒業して2、3年して、OBと在校
生とで茨木市民会館にてこの「魔笛」を上演された。クラスメイトがタミーノで出演したり、芸大出のOGの方が
夜の女王のアリアを歌ったり、と楽しかったことを覚えている。その後、今から10年以上前にNHKテレビで、
タミーノをプライが演じ、スゥイトナーが指揮した「魔笛」を見て、3人の少年のハーモニーに魅せられて、スゥ
イトナー盤を購入した。このオペラの面白いところは、パパゲーノ、モノスタトス、夜の女王、ザラストロ等、個
性豊かな脇役の活躍である。もちろん、タミーノとパミーナの恋愛やタミーノの成長が話しの中心であるが、それ
よりむしろ夜の女王のアリアやパパゲーノの歌に引かれてしまう。とにかく、モーツァルトの美しい旋律にあふれ
た、すばらしいオペラである。スゥイトナー盤が、唯一無比の名盤と決めているので、他のレコードを聴いたこと
がないが、モーツァルトの曲でいつもすばらしい演奏を聴かせてくれる、ベーム盤は一度聴いてみたい気がする。
だが目下、スゥイトナーのオリジナル盤を探しているところである。